「卒業文集」廃止の動き拡大　完成3カ月“教師の負担重すぎ”　思い出や将来の夢が…【グッド！モーニング】(2024年3月19日) -芸能ニュース/炎上まとめ

■どんなテーマで？　思い出や将来の夢…

　能登半島地震で校舎が被災した石川県輪島市の小学校。15日、3つの小学校合同の卒業式が行われました。

卒業生
「これからみんなと力を合わせて、中学を迎えたいと思います」

　卒業といえば、卒業文集。みなさんは、どんなテーマで書きましたか？

20代
「学校の思い出とか、親に向けてとか書いていた記憶がある」

高校2年生
「将来の夢について書きました」

　こう話す高校生は、「『本当になれるの？』　ある日、私は母からこの言葉を聞いた。頭にきた。獣医になって見返してやる！」と書いていました。

　獣医という夢からは変わったそうですが、今も医療関係の仕事を目指し、頑張っているといいます。

■完成まで3カ月…学校現場さらなる負担も

　そんな様々な思いがつづられる卒業文集ですが、神戸市内のある小学校では…。

神戸市内の小学校だより
「本年度より6年生の卒業文集を廃止いたします」

　廃止の理由は、教師が卒業文集の制作にかける時間の確保が難しくなったからだというのです。

　卒業文集は、多くの学校で11月ごろから制作が始まり、完成までにおよそ3カ月かかることもあります。

　長時間労働が問題となっている学校現場のさらなる負担にもなっているといいます。

神戸市学校教育課　坂田仁課長
「下書きも何度か添削をして、またもう一回書き直してを繰り返して。必要によっては、休み時間や放課後も文章の添削等に時間を費やすわけで。（卒業文集が廃止されれば）その時間が単純になくなるので、あしたの授業の準備をする。そういったことには十分使える」

■「寂しい」「時代の流れ」「色んな残し方」

　こうした動きに、街の人からは次のような声が聞かれました。

30代
「友達の夢、思い出、自分の書いたこと、読んだ時に物として残るもので、なくなってしまうとちょっと寂しい」

20代
「（廃止も）時代の流れかなと思いつつ。でも、自分の娘が学校に行ったら、卒業文集書いているのを見たいというのが親の気持ちかな」

　こんな意見もありました。

30代
「今、色んな残し方がいっぱいある。そっちにシフトしてもいい。みんな携帯とかを持ち始めているので、それが今は残っていくので、そういうのを見返すんだろうなと」

（「グッド！モーニング」2024年3月19日放送分より）
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