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「居眠りするとムチ」被害女性…エホバの証人581人調査 「宗教虐待」弁護団【詳細版】【もっと知りたい!】(2023年11月21日)

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チャンネル:ANNnewsCH

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宗教団体「エホバの証人」で“宗教虐待”が行われているという調査結果が公表されました。信者の家庭で育った女性は番組の取材に、「2、3歳のころからムチ打ちなど、あらゆる虐待を受け続けた」と明かしました。

■元3世信者「ミミズばれや血が…」

 エホバの証人 元3世信者 夏野ななさん(仮名・30代):「教義の根幹が終末思想で、ハルマゲドンで滅ぼされるとずっと教えられてきて」

 こう語るのは、祖父母と両親がエホバの証人の熱心な信者だった夏野さんです。

 夏野さんは2、3歳の時から信仰や教義を背景にした、宗教虐待を受け続けていたといいます。

 夏野さん:「集会中に、ちょっと集中力が切れたり、手で遊んでいたり居眠りをすると廊下に連れていかれて、宗教施設の中でムチをされていたのと。基本的に背面だけですけど、一応でん部をたたくように言われているが、背中から太ももにかけてはそういう傷がありました」「(Q.そういうというのは?)ミミズばれとか、血が出ている所が」

■ムチ打ちについて…親同士で雑談・談笑

 親からの「ムチ打ち」は、集会の時だけでなく、家にいる時も行われていたといいます。

 これは教団が聖書の中の言葉「むちを控える人は子どもを憎んでいる」との教えを根拠に行われていたといいます。

 夏野さん:「(信者の)親同士が何を使ったら子どもに効率的にダメージを与えられるか、情報交換とかはしていた。うちの場合は父親の革ベルトで、友達の家はガスホースとか違いはありました。親が疲れなくて、痛い方が子どもがより従順になるというふうに、親たちも信じているので。何が一番痛くて楽かというような話を、雑談・談笑という雰囲気でしていました」

■「宗教虐待だ」弁護団 9割が“ムチ打ち経験あり”

 元2世信者らを支援する弁護団は20日、こども家庭庁にエホバの証人の実態調査の報告書を提出しました。

 教団の教義による行為は、厚生労働省が去年末に定めたガイドラインに違反し、「宗教虐待にあたるおそれがある」としています。

 エホバの証人問題支援弁護団 田畑淳弁護士:「虐待が数十年にわたって行われている。継続性・組織性いずれも過去の問題ではなく、現在なお続いている問題である。虐待についてはすぐに止めさせなければならない」

 弁護団の調査には、現役信者や元2世信者ら581人が回答。教義に従わなかったなどの理由で「ムチ打ち」されたことがある人は9割以上に上りました。

■輸血拒否カード 元3世信者「事故に遭ったら死ぬんだ」

 宗教虐待で弁護団がもう1つ大きな問題だと訴えているのは「輸血拒否」です。

 エホバの証人問題支援弁護団 田中広太郎弁護士:「エホバの証人は、ここまで子どもの輸血拒否に固執するのか、ちょっと理解できないレベルでございます」

 医療機関などに示す「輸血拒否カード」を持っていたと答えた人は、8割以上に上りました。

 教団では聖書の中で「血を避けるように」などと記載があり、神は医療行為としての輸血などを禁じているとしています。

 夏野さんも、教団側から輸血拒否カードを渡され、常に首にかけていたと証言します。

 夏野さん:「事故に遭った時に意識不明でも、『輸血しないで下さい』と書いてあって、自分のサインがあるから、それで意思表示ができるというもの。それを強制的に身につけさせられていた」

 当時、心理的ストレスを抱え、自傷行為をしていた夏野さんは、「輸血拒否」について複雑な思いを抱いていたといいます。

 夏野さん:「漠然と事故に遭ったら死ぬんだと思っていました。怖いし、でも死にたいという気持ちもあったし、死ねるならそっちの方がいいという気持ちと、教義に殺されるというのが腹立つ気持ちと、入り交じった気持ちです」

■エホバの証人 輸血拒否は「個人的な決定」

 こうした「輸血拒否」への同意は、教団が主体となって行われていたと打ち明けます。

 夏野さん:「群れ(地域の集会)を指導する立場の長老の立ち会いのもとで、親と長老と私の3人で、そこで見ている前でサインする。それが強制じゃなくて何なのかという話ですし、実質強制だと思っています」

 一方、エホバの証人側は「輸血拒否」に関して、次のように答えました。

 エホバの証人(ANNの取材に):「輸血やその他の治療法を受け入れるかどうかは、各人の個人的な決定であると教えており、強制されたり、圧力を受けたりして決めることではないと考えています」

■現役幹部が証言“教団の姿勢に変化はない”

 エホバの証人は今年5月、国からの要請に応じて「児童虐待を容認していない」とする通達を全信者に向けて出しています。

 しかし、20日に取材に応じた教団の現役幹部は、教団の姿勢に変化はないと証言します。

 エホバの証人 現役幹部:「基本的に、これまでの教団の教え・教義をそのまま大きな改善などなく、これまでの教えを踏襲している形で、表立った変革というものは起きていない。エホバの証人に関するネガティブな報道やニュースには、耳を傾けてはいけないと教えられています」

 また、組織的な指導があるという指摘については、こう証言しました。

 エホバの証人 現役幹部:「(弁護団が)記者会見で述べた事柄も、すべて嘘偽りは当然ないですし。過度に誇張された内容でもなく、私たちの世代にとっては、皆が同じような経験をして育ってきている。教団が自浄作用を働かせるのは、現時点では難しいのかな」

■「命を軽視することを強制」元3世信者怒り

 児童に対する「ムチ打ち」などの指導があったとの訴えについて、改めて教団側に確認しました。

 エホバの証人(ANNの取材に):「エホバの証人は、いかなる形の児童虐待も容認していません」

 小学校時代、学校行事への参加や交遊関係も制限されていた夏野さん。人生を狂わせた教団の姿勢に対しては、こう話しました。

 夏野さん:「腹が立つし、子どもの命を何だと思っているんだろう。命を軽視するようなことを人に強制して、しかも責任逃れをしようとしているところには腹が立ちます」

(「グッド!モーニング」2023年11月21日放送分より)
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp

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