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東京で初「プール熱」流行警報 アルコール効かない? 対策は(2023年10月13日)

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■東京で初“プール熱”流行警報

 13日、東京都内の小児科ではコロナでもインフルエンザでもない子どもの発熱が増えているそうです。

 武田内科小児科クリニック 武田千賀子副院長:「今、プール熱が増えている」

 プール熱と呼ばれる咽頭(いんとう)結膜熱はアデノウイルスを原因とする感染症。主な症状は発熱や喉の腫れ、結膜炎などです。子どもがプールの水を介して感染することもあることからプール熱と呼ばれています。

 その名の通り通常はプールの季節、夏にピークを迎えるプール熱。しかし、今年の東京は8月末になってもピークは収まらず、10月を迎えても感染者が500人を超えていて、感染拡大が続いています。

 東京都は12日、統計を始めた1999年以来、初めてプール熱の流行警報を発表しました。その感染者の8割は5歳以下の子どもだといいます。

 武田内科小児科クリニック 武田千賀子副院長:「保育園に行っている人たちが、やはり1番多い」

■残暑と乾燥で拡大か 大人も感染

 この時期に開催される運動会や遠足で子どもたちの接触が増えるなか、拍車を掛ける今年ならではの理由があるといいます。

 武田内科小児科クリニック 武田千賀子副院長:「(コロナが)5類に移行してからはマスクをしない子どもも多いですし、手洗いやうがい、感染対策が以前よりは落ちてしまっているのかな」

 今年は残暑が続いたこと。さらにこの時期の乾燥が感染を広げている可能性もあるとみられています。

■アルコール効かない?対策は

 せきやくしゃみなどの飛沫(ひまつ)やウイルスが付着したタオルなどを介して感染する「アデノウイルス」。さらに厄介な点が…。

 武田内科小児科クリニック 武田千賀子副院長:「アデノウイルスがアルコール消毒液に全く反応しないところですね。手洗いを十分にしていただくことと、タオルを共有しないことが一番大事」
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp

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