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　◇セ・リーグ　巨人—DeNA（2023年9月2日　横浜）

　巨人の5年目左腕・横川凱投手（23）がDeNA戦（横浜）で今季15度目の先発登板。初回いきなり3点を失って1回5安打3失点（自責2）でKOされ、6月23日の広島戦（マツダ）以来、先発では5月18日のヤクルト戦（神宮）以来となる今季5勝目を逃がした。

　8月30日に誕生日を迎え、23歳になってから初マウンド。だが、初回からDeNA打線に捕まった。

　1番・関根に直球を左前打され、2番・桑原の打席で一塁へけん制球。関根をうまく誘い出して挟殺プレーとなったが、一塁手・秋広の送球を二塁手・門脇が捕球ミスして無死二塁とピンチが広がった。

　そして、桑原に次の6球目カットボールを左翼線へ適時二塁打とされて開始10球で先制を許すと、さらに試練が続く。

　3番・佐野に直球を右前適時打され、開始12球で2失点目。さらに1死二塁で5番・宮崎にフォークボールを右中間へ弾き返されて適時二塁打とされ、開始22球で3点目を失った。

　6番・ソトは見逃し三振に打ち取ったが、7番・大和に中前打、8番・山本に四球で2死満塁。ここで相手先発投手の9番・石田を二ゴロに打ち取って何とかそれ以上の失点は防いだものの、初回から41球を投じて3失点という苦しい立ち上がりとなった。

　直後の2回に味方打線が1点を返し、なおも2死一、二塁となったところで、横川に打席が回った。だが、ベンチの原辰徳監督（65）はここで早くも投手交代を決断。この日1軍昇格を果たしたばかりのドラフト2位ルーキー・萩尾を代打に出し、横川は屈辱の初回KOという結果になった。

　横川の投球内容は1回で打者9人に対して41球を投げ、5安打3失点（自責2）。1三振を奪い、与えた四球は1つ、直球の最速は144キロだった。

　前回登板した8月26日の阪神戦（東京D）では5回途中6安打4失点で今季6敗目（4勝）を喫している。