『ラブライブ!スーパースター!!』(スパスタ)の唐可可役でブレイクした、中国・上海出身の人気声優・Liyuuが中国のSNS『微博』(weibo)にて、日本との関係について政治的発言を行ったとして、日本国内のネット上をざわつかせている。
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突然の政治発言に衝撃を受けるファンたち
すべての発端となったのは、7月7日。中国の国営テレビ局『CCTV』の公式アカウント『央视新闻』が、「#七七事变86周年」(7月7日事件から86周年)、「转发传递!」(リツイートして伝えよう!)とハッシュタグをつけて投稿した。
その投稿は「1937年の今日、盧溝橋で銃声が響き、日本の侵略者は中国に全面戦争を仕掛けた」「歴史を思い起こし、私たちは自分を強くしていく」といった内容を綴ったものだ。
そしてLiyuuはこの投稿を引用し、《缅怀先烈,铭记历史》(殉教者を称え、歴史を忘れるな)と言及。100万人以上のフォロワーをもつLiyuuの投稿には、2,000件以上の「いいね!」が集まっている。
「中国において7月7日とは、日中戦争のきっかけとなった1937年の盧溝橋事件を示す日付。この日は、中国国内のメディアが一斉に盧溝橋事件に言及し、一般人たちもある種のスローガンとして《殉教者を称え、歴史を忘れるな》という言葉を投稿する。
Liyuuは中国でも活躍しているため、そうした風潮を無視することは避けられず、仕方なく投稿を行ったのではないだろうか。
彼女はアニメ好きが高じて渡日し、声優になった経緯がある。中国国内のSNSとはいえ、日中の歴史問題に言及したことで、ショックを受けてしまう人も少なくない」(アニメに詳しい社会部記者)
中国人キャラの誕生日でもひと騒動
ちなみに2020年には、「スパスタ」の設定改変をめぐる騒動も起きていた。同作でLiyuu演じる唐可可は、もともと誕生日が7月7日に設定されていたのだが、突如として7月17日に変更されていた。
理由は明言されていなかったが、おそらく中国での炎上リスクを減らすため、盧溝橋事件との日付被りを避けたのだろう。
「近年の中国では日本のコンテンツが人気を博する一方、愛国心の高まりによって、炎上へと発展するケースが相次いでいます。声優の茅野愛衣は靖国神社への参拝を行ったことで、中国のネットユーザーから猛批判されることに。それを受けて、『アズールレーン』などの中国産ソシャゲから、次々降板させられる実害まで生じていました。
うっかり反感を買ってしまえば、同じような騒動が起きてもおかしくはない緊張状態。Liyuuがリスク管理のために空気を読んだのも仕方がないこと。ですがその分、日本のアニメファンから怒りを買っていることも事実。本人としては板挟みでつらい状況でしょう」(同)
Liyuuが所属する声優ユニット『Liella!』は、青山なぎさを筆頭としてブレイクの兆しが見えている。今回の騒動が、彼女たちの逆風にならないことを願う。
文=「まいじつエンタ」編集部
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producer / PIXTA
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]...以下引用元参照
引用元:https://news.nifty.com//article/entame/showbizd/12156-2444048/