台湾メディアの民視新聞網は6日、日本で撮影した動画が炎上した台湾YouTuberの騒動が早くも下火になっているとの投稿が台湾のネット上で話題になっていると報じた。
動画投稿サイトYouTubeで250万超のチャンネル登録者を誇る台湾の人気YouTuber「蔡阿嘎」は今年6月、「日本の超マズい飲食チェーン地雷店5選」と題した動画を投稿。実際に日本の5つの飲食チェーンの商品を食べて酷評する内容だったが、あまりにひどい態度だったことや撮影時に周囲への配慮が欠けていたことなどから批判が殺到した。本人らは謝罪したが、その後日本のテレビ番組でも報じられしばらく炎上は続いた。
そうした中、民視新聞網の記事は「彼らはしばらく沈黙していたが、最近になって“日本シリーズ”の投稿を再開した。ネット上ではなぜ炎上がこれほど早く下火になったのかが話題になっている」とした上で、台湾で若者を中心に利用されるSNS・Dcardのあるユーザーの投稿を紹介した。
同ユーザーは、蔡阿嘎の7月2日のフェイスブック投稿にはわずか2時間で1万以上の「いいね」が付いたと言及し、「どうやら日本の(炎上)事件はすでに潮が引いたようだ。もう人気を取り戻したのだろうか」と驚きと共につづっている。
この投稿には、「蔡阿嘎はMeTooに感謝だな」「性被害事件に覆い隠され、彼のマイナスの報道は当分ないだろうな」「話題が過ぎ去っただけだろう。しかもMeTooが立て続けに暴露されて注目がそっちに移ったんだよ」などの声が寄せられ、台湾芸能界で最近「#MeToo」が盛り上がったことで蔡阿嘎の騒動への注目度が大幅に下がったとの見方を示すユーザーが多かったという。
このほか、「だから台湾人は物忘れが激しいと言われるのさ。先月には(蔡阿嘎の)7月の活動を心配している人がいたが、台湾人の記憶力なんて2週間程度」「アンチもファンのうち。普通のファンよりもずっと注目しているからね。アンチこそ真のファンとも言える」「どっちにしろ、私は彼の動画は絶対見ない」「彼のファンは先日の騒動のことは一切気にしていないということでしょ」「もともとそんな大ごとでもなかった」などのコメントも寄せられていたと記事は伝えている。(翻訳・編集/北田)
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引用元:https://news.nifty.com//article/world/china/12181-2432217/