韓国プロ野球解説者で元プロ野球選手のオ・ジェウォン氏(38)が死球をめぐる不適切発言でテレビ番組を降板した。複数の韓国メディアが2023年6月27日に報じた。オ氏は昨年まで韓国プロリーグの斗山ベアーズに所属し、引退後に地元放送局「SPOTV」の専属解説者となった。
地元メディアによると、問題視されたのは6月24日に行われたSSGランダース対サムスン・ライオンズ戦でのオ氏の解説だ。
■「故意に球を当てた」と断定的に述べたという
SSGランダースは7回に打者一巡の猛攻で6点を獲得し13-7とリードしていた。なおも攻撃は続き、この回先頭打者で本塁打を放った3番チェ・ジョンに再び打席が回って来た。サムスン・ライオンズのヤン・チャンソプ投手が投じた球がチェのユニフォームをかすり死球と判定された。
マウンドのヤンは脱帽してチェに謝罪の意を表したものの、解説のオ氏は「ヤンが故意に球を当てた」と断定的に述べたという。この発言がインターネットなどで拡散され波紋を広げ、オ氏は26日にインスタグラムを更新し、SPOTVに迷惑がかかるとして契約解除を申し出た。
複数の地元メディアによると、自身の感情をストレートに表現するオ氏の発言はインターネットなどでたびたび炎上したという。今年5月に公開されたユーチューブ動画では、韓国初の大リーガーで国民的スターのパク・チャンホ氏(49)を「公開批判」して物議を醸したという。
■「解説から退いたことで今後...」
このような背景もあり地元メディアはオ氏に対して冷ややかな反応で、「OSEN」(WEB版)は、オ氏が投稿したSNSのコメントを批判的に報じた。
同メディアは、オ氏のコメントは「解説から退いたことで今後、周囲に気を使わずに爆弾発言をすることができるというニュアンスだった」と指摘し、「反省の色は全くなかった」と報じた。
主要メディア「朝鮮日報」(WEB版)は、「偏見的な解説で物議を醸したSPOTV解説者が降板した」と報じ、スターニュース(WEB版)は、「プロ野球の解説で論争を巻き起こしたオ氏がマイクを下した」とした。
オ氏は現役時代、内野手としてプレーし17年のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)韓国代表に選出されるなど国内トップ選手として活躍してきた。
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引用元:https://news.nifty.com//article/sports/athletic/12144-2413630/