【ニュース】山火事発生後“初めての雨”　火はいつ消える？ #shortsANNnewsCH

■大船渡にも雨　山火事の消火は？
夜を徹して続けられる消火活動。日付が変わるころ、その現場では雪が降り始めました。雪は明け方には雨に…。

大船渡市の山火事が発生してから5日で一週間。初めての雨です。

避難している男性　
「傘をささないで雨を浴びたい感じ。うれしくて」
避難を続ける住民にとっては、待望の雨でした。

避難している男性　
「本当に待ちに待ちに待ちに…待った。本当に天の恵み」

避難している女性　
「けさ外を見た瞬間、雪が降っていて（火災には）いいかなと思って。もう少し雪や雨が降って火が消えればいいかなって期待します」

■“火災後初の雨”消火活動に進展は？
一週間前、大船渡市の3カ所から上がった火の手は、日を追うごとに拡大。5日朝時点で焼失面積は2900ヘクタールに及んでいます。大船渡市の面積の9％が焼けたことになります。

雨が降るなかでも、山からは白い煙がのぼっています。専門家は「これが進展の兆しだ」と指摘します。

元東京消防庁レスキュー隊　田中章氏　
「普通の（森林）火災だと少し黄色がかったモクモクした煙。（きょうは）細かい白い煙。それが水蒸気を含んだ煙。（雨が）表面の温度を下げ、鎮火に向かう。ヘリコプターの空中消火と違い、全体にまんべんなく雨が降り注ぐ。山全体が消火用水で満たされるイメージ。効果は高い」