みずほ銀行貸金庫から6600万円盗む 当時30代女性行員の巧妙手口 広尾支店に16年間勤務【もっと知りたい！】【グッド！モーニング】(2025年2月28日)ANNnewsCH

■旅行などに使用か

みずほ銀行　加藤勝彦頭取（59）
「お客さまに不安を与えてしまったことは、大変申し訳ないと思っております」

　27日に謝罪した、みずほ銀行の加藤頭取。2019年までの3年間で、広尾支店の貸金庫から6600万円を盗んだのは、当時30代の女性行員だったことを明らかにしました。

　銀行は不正を防ぐため、定期的に行員を異動させますが、女性行員は「実務能力が高い」などの理由で、2003年から広尾支店に16年間勤務していたということです。

　「優秀な行員」というイメージを逆手に取ったのでしょうか。女性行員は巧妙な手口で同僚をも欺いていました。

30代　女性行員
「客が来るから、急いで予備鍵を用意して」

　本来、予備の鍵を借りる際は借用書の作成が必要ですが、女性行員は「緊急性」を強調して、借用書なしで予備鍵を入手。ところがその後、「やっぱり客は来なくなった」と言って、予備鍵を返却していました。

　盗んだ金は、旅行などに使ったということです。

■一部メディアの報道まで公表せず

　みずほ銀行としては、もう終わった過去の案件として、三菱UFJ銀行との違いを強調したいところですが、銀行員がやったという点では変わりがありません。銀行に対する信頼がさらに揺らぐことは間違いありません。

　去年、三菱UFJ銀行の貸金庫で十数億円の窃盗被害が発覚した際、みずほ銀行は「類似の問題はない」と説明していて、一部メディアに報じられるまで公表していませんでした。

加藤頭取
「我々として、しっかり足元調査して、今、不正利用がないということは金融庁にも報告しているし、それは事実と認識しています。本件は公表を望まないお客様が一部いて、その意向を踏まえるのは1つだと思っています」

（「グッド！モーニング」2025年2月28日放送分より）
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