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まとめアンテナサイトと提携してます。【20世紀最大の環境破壊】国策で漁業衰退…湖が消え“砂にのみ込まれた”町【報道ステーション】(2025年2月26日) 炎上リサーチは芸能、事件、スポーツ、ネット全般の最新情報を24時間更新を続けるまとめサイトです。
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世界で4番目に大きな湖だったアラル海。しかし今は見る影もありません。足元には貝殻。湖が後退していく速度に追いつけず、干からびてしまいました。ここが湖の底だった証は他にも。
かつて湖に浮かべられていた漁船も取り残されたまま。アラル海にはこうした残骸が点在。その一部は今では観光地となっています。
学生(19)
「(初めて見たが)楽しい場所じゃない。非常に寂しい」
旧ソ連時代には、多くの生き物が生息する豊かな場所でした。濃度の薄い塩湖で、サケやチョウザメなど豊富な魚種に恵まれ、採れた魚はソ連全域に出荷されていました。それが今や湖の面積はかつての10分の1に縮小、地元の人の生活を一変させました。
ドライバーのアキムジャンさん(52)は地元で生まれ育ちました。
アラル市在住のドライバー アキムジャンさん
「子どものころ、アラル海はアラルの街の中にあった。泳ぎに行ったり、魚釣りをしたり、舟から飛び込んだりもしていた。疲れて家に帰ってきたものだ」
車で2時間ほど走ると、高さ60メートルほどある山が視界に入りました。干上がる前のアラル海は、この山の頂上あたりまで水があったといいます。人々に恵みを与えていた広大な“海”はいったいなぜ失われてしまったのか。その原因は人の手によるものでした。
アラル海の水源は2つの大きな川。その川から周辺の砂漠地帯へ水路を引いたことで、湖へ注ぎ込む水の量が激減。アラル海は瞬く間に干上がってしまいました。主導したのはソ連のスターリン。砂漠地帯を大規模な農地に変え、生活を豊かにしようとしました。しかし皮肉にも、その国策が今では20世紀最大の環境破壊と呼ばれています。
アラル海周辺の漁村で漁業会社の社長をしていたミナジャッタさん(72)。水がなくなり始めた頃のことを伺いました。
カラテレン村の長老 ビマノ・ミナジャッダさん
「どこの村に行っても漁や魚の加工を行う会社があったし、200~300軒の家があった。漁業関係の大きな会社や、漁のための道具もあった」
村の未来を考えた時に、気になるのはやはり孫たちのことです。
カラテレン村の長老 ビマノ・ミナジャッダさん
「私たちはここに骨をうずめる思いだが、子や孫たちを考えると心配だ。アラル海へ流れ込む水が途絶えるかもしれない。そうなると、ここでの生活はできなくなるのが現実だ」
住民が受ける被害はそれだけではありません。町そのものが消滅の危機にさらされています。水量が減ったことでアラル海は塩分濃度が上がりました。干上がった場所には塩が残り、植物が育ちにくい土地となってしまいました。
アラル海の北側にあるアケスペ村。この村も以前は漁業が生業の中心でした。今や人の姿はなく、住居だった建物は砂に埋まり、放置されています。風で巻き上がった砂が村を襲っています。
ティムルバイさん(41)の一家は、現在この村に住む唯一の家族です。
ティムルバイさん
「他の人は家が砂に埋もれたから引っ越していった。私はまだ引っ越しできていない。引っ越しのための費用がまだ用意できないからだ」
ティムルバイさんは、祖父の代から続くラクダの遊牧で細々と生計を立てています。人間の手によって地図から消えつつある豊かな湖。そして、その影響を受けるのも人間です。
ティムルバイさん
「アラル海の水があったころ、生活が豊かだった。今は水も仕事もない。国から支援はない。ほったらかしだ。住民にとってはアラル海に水が戻り、生活が戻ってくれるのを望む」
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp
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