マグロ漁船　海で1年…年収1000万円？　若者「乗りたい」【スーパーJチャンネル】(2025年2月26日)ANNnewsCH

■マグロ漁船　若者「乗りたい」

　“漁業就業支援”イベントにも漁師に興味を持つ若者や女性の姿が…。

来場者（10代）
「海が好きなのもあるが、達成感がありそうで」

来場者（20代）
「かっこいいなというのがあるので、厳しそうでもあるけど自由なイメージがある」

来場者（10代）
「魚と海が好きなので、そういう関係の仕事がやりたいと思った」

　なぜ、漁業・漁師への注目が高まっているのでしょうか。

全国漁業就業者確保育成センター　馬上敦子事務局長
「SNSやYouTubeで漁師さんも個々で発信しているし、若い人が知って来てくれるようになった」

　加藤弘樹さん（31）も遠洋漁業の情報をSNSで発信している一人です。去年6月に日本を出港。今年4月に日本に戻る予定のマグロ漁船に乗っています。

　その漁師生活とはどのようなものなのでしょうか。乗船しているのは26人。加藤さんの部屋は…。

加藤弘樹さん
「上の段が僕の部屋で、1年目は結構ベッドで寝ていて腰を痛めたりしたので、2年目からこのマットレスで快適に寝られている」

　洗濯コーナー。水は貴重なので海水で洗っています。ちなみに風呂も海水。

　一方、トイレには真水を使う温水洗浄便座が付いていました。

　漁師たちは漁場に着いたら昼夜を問わず、約7時間かけて海中に仕掛けを垂らします。マグロが掛かるのを待つ4時間ほどは自由時間。その間は…。

同僚
「（Q.何してたの？）YouTube見ていました」

　長期に渡って続く海の上での生活。その間の楽しみを聞くと…。

加藤弘樹さん
「1、2カ月（に1回）ぐらいで外地（外国）に入ったりするが、その外地（外国）での買い物や、そこの国の食べ物とか、そういうのを体験できるのは楽しみの1つになる」

　さらに、“大金を稼げる魅力”もあるといいます。

鬼束遼空さん（21）
「早ければ、20代で（年収）1000万円の可能性もあるから」

加藤弘樹さん
「チャンスが大きい。これから乗ってくる若者たち」

全国漁業就業者確保育成センター　馬上敦子事務局長
「漁師って本当に過酷だし、でもそれを乗り越える“やりがい”がきっと漁師にはあると思っていて、やりたいという人がいるし続けてくれる人もいるので、そういうところをもっと増やしていきたい」
[テレ朝ｎｅｗｓ] https://news.tv-asahi.co.jp