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まとめアンテナサイトと提携してます。瀬戸内海に浮かぶ離島「大崎上島町」に移住者続々 レモンと教育で“消滅可能性”脱却【羽鳥慎一モーニングショー】(2025年2月26日) 炎上リサーチは芸能、事件、スポーツ、ネット全般の最新情報を24時間更新を続けるまとめサイトです。
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■日本一絶景温泉…移住者続々
オレンジ色に染まる夕焼けと、ほのかな紫色に照らされる空と海のハーモニーは、まさに絶景です。
広島空港から車とフェリーを乗り継いで、およそ1時間。人口6800人ほどの瀬戸内海に浮かぶ離島「大崎上島町」。島の外周はおよそ34キロと、山手線1周の距離に匹敵します。
瀬戸内海のほぼ真ん中に位置し、島の最高峰・神峰山からは、大小115の島々が織り成す美しい大パノラマを満喫できます。
瀬戸内海沿いにそびえ立つ「きのえ温泉 ホテル清風館」。大海原を眺めながらの天然温泉です。心身ともに解き放たれた開放感は“瀬戸内海の特等席”。風光明媚な景色が癒しのひと時を演出します。
オーシャンビューを眺めながらの食事は格別。天気がいい日は、四国・愛媛県今治市の「来島海峡大橋」も望めます。
美しい瀬戸内海の島々を見ながら、いやしのひと時を堪能できる露天風呂は、温泉総選挙2024「絶景部門」で全国1位に輝きました。
宿泊客
「10回ぐらいは来ているんですけど、露天風呂がすごくいいので、毎回ここの露天風呂でいやされている。眺め最高ですね。去年絶景で日本一になったって聞いたので『あっ、やっぱりな!』って」
宿泊客
「ここはちょっと高台じゃないですか、だから船を下に見ながら、島がたくさん見えるというのは、天下を取ったみたいで気分が良い」
■消滅危機脱却…切り札はレモン!?
まさに“海の恵みの宝庫”大崎上島町。本島からフェリーで30分、ついに島に上陸。さっそく、町の人に話を聞いてみました。
特定非営利活動法人 かみじまの風
角南正之副代表理事
「『(大崎)上島は移住者が多いから羨ましい』って言われます。外から入って来た人(移住者)は、島のために何かしたい、貢献したいと強く思っている」
大崎上島町によると、これまでの移住者の数は207人です。移住に力を入れ始めた2010年代前半以降、毎年10世帯程度の移住が続いています。
そして去年、「消滅可能性自治体」から脱し、若年女性人口の減少率が10ポイント以上改善されました。
離島にも関わらず、なぜ移住者が多いのでしょうか?
その理由の一つが、瀬戸内海を望み無数に広がる、レモンです。
レモンの生産量日本一を誇る広島県。瀬戸内沿岸の地域は、温暖かつ雨の少ない気候からレモンの栽培に適していて、なかでも、四方が海に囲まれている「大崎上島町」などの島しょ部を中心に生産されています。
角南副代表理事
「島なので、周りは海ですから。ここは柑橘(かんきつ)の島」
MICHISHIO BREWING 森隆則代表
「大崎上島なんで、瀬戸内なんで、レモンかなと」
去年5月、地元で醸造所をオープンした森さん。華やかな香りとさわやかな苦みが特徴のクラフトビール。温暖な気候を生かした“島の恵みたっぷり”のレモンを使っているといいます。
レモン農家など経営
中原観光農園 中原幸太さん
「この島って本当に、柑橘生産に恵まれた島なんですよね。そこには作るべき畑があって、作りたいっていう担い手がいて、応援しないわけにはいかないですよね」
中原さん
「(Q.そういった思いから新しく始めてみたい人(移住者)にも?)もちろん、もちろん」
移住者の多くはレモン農家などの就農を目的とする人たちです。
■“レモンの島”で作るこだわりの加工品
4年前に神奈川県から移住
合同会社141Lemon 石井克典さん
「レモンサワーが好きで、 レモン農家をやってみたいなと」
8年前に福岡県から移住 藤中拓弥さん(33)
「“レモンの島”」
8年前に福岡県から移住した藤中拓弥さん。広さ30アール、およそ900坪の畑でレモンを栽培しています。
藤中さん
「(Q.いっぱいレモンがついてますね)9月末ぐらいから収穫を始めて12月・1月くらいが最盛期」
「元々農業をしたいと思っていて、来てすぐは就農して農業をバリバリやっています。主にオーガニックレモンを」
今年のレモンは“収穫量”や“質”ともに良好だといいます。これらを使って「レモンケーキ」や、レモンの果汁がマヨネーズ本来の甘さを際立てる、唐揚げと相性ピッタリの「レモンマヨネーズ」など、様々な加工品としても人気です。
藤中さん
「自分で作ったものを販売したいというのもありましたし、移住して農業に携われてよかったとすごく感じています」
こちらのカフェでは、“島の恵みたっぷりのレモン”を使ったメニューを、地元の高校生と一緒に開発しています。
5年前に東京から移住
ミカタカフェ代表 勝瀬祐介代さん(35)
「本当にフルーツだらけの島なので、島でとれたものを使うというのは一つこだわっている。『この農家はこんなこだわりを持って柑橘を育てている』っていう。その想いを伝えたい」
瀬戸内海の“温暖な気候”の恩恵を受ける大崎上島町。移住者が増えている要因はレモンだけではありません、町が力を入れているのが「教育」です。
■国際教育で全国から若者
去年京都から移住 岸田浩子さん
「“教育の島”ってうたっていて、子どもの地域留学を機に、移住してきました」
「教育」を通じたまちおこしに取り組んできた大崎上島町。東京ドーム2個分ほどの自然豊かな敷地に建つ「広島県立広島叡智学園」。世界で活躍できる人材を育成するため、6年前に県立の全寮制中高一貫校として開校しました。
広島叡智学園 中学1年生
「東京です」
広島叡智学園 中学1年生
「福岡、東京です」
全校生徒およそ300人のうち、ほとんどが島外からの生徒です。特色は英語を主体とした教育プログラムで、教員の4人に1人は外国人だといいます。
広島叡智学園 中学1年生
「海外で医者やってみたい」
広島叡智学園 高校1年生
「社会問題とか、世界の移民に興味があるので、国連とかで働きたいなと」
この春に卒業する生徒の3分の2は海外の大学を志望しています。
広島叡智学園 福嶋一彦校長
「海外に出てでも、そこから日本を支えていくような、そういう視点を持った子どもたちを育てていかないと」
■大崎上島町と世界を結ぶ教育
さらに島では、高校を卒業した人を対象にした英語教育にも力を入れています。
瀬戸内グローバルアカデミー
長尾ひろみ代表
「少人数だけども、議論しながら一つの授業をしていく」
5年前から運営されている「瀬戸内グローバルアカデミー」。共同生活をしながら、英語を学ぶことができます。
瀬戸内グローバルアカデミー生徒
澤田さん
「中学生、高校生、大学とやってきた英語の授業とは本当に全然違って。論理的に考えてしゃべる力が、すごく求められているなって感じがして」
長尾代表
「どんどん少子化になるなかで、自分の思う教育をしてみたいなと、一つのモデルを作ってみたいなと」
2年目以降は連携しているアメリカの大学に編入も可能です。
瀬戸内グローバルアカデミー卒業生
川本宙さん
「瀬戸内グローバルアカデミーの1期生で、編入の形でアメリカの連携校に」
川本さんは5年前、地元京都を離れ大崎上島町へ。1年半英語を学んだのち、アメリカの大学に編入しました。
アメリカから帰国後、島に移住した川本さん。その理由は…。
川本さん
「この家は築100年以上経っていて、昔は旅館として使われていた建物になるのですけれども」
空き家を民宿として再生しました。
川本さん
「(アメリカで)ソーシャルビジネスっていう社会起業的なことを勉強していたので、この島でこの古民家を残したいっていう。逆に田舎にしかない強みだとも思うので」
海外からの観光客にも島の魅力を伝えていこうと、4月の開業を目指しているといいます。
川本さん
「海外も含め、外の人と島内の人を結ぶことで、人口が減っていくなかでも、こういう田舎地域が持続的に継続できるようなモデルをこの島で作れたらなと」
(「羽鳥慎一 モーニングショー」2025年2月26日放送分より)
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp
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