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幼稚園バス、打ち切り…園長「晴天のへきれき」 バスの街にも異変…相次ぐ運休・減便【羽鳥慎一モーニングショー】(2025年2月18日) 炎上リサーチは芸能、事件、スポーツ、ネット全般の最新情報を24時間更新を続けるまとめサイトです。
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■突然の打ち切り…園長「晴天のへきれき」
午前8時すぎ、送迎バスに乗り込んでくる園児たち。
園児
「(Q.園バスの乗り心地は?)いい乗り心地だね」
しかし今、この幼稚園の送迎バスを巡り問題が起きている。
まこと幼稚園 松本雄一郎園長
「これですね。青天のへきれきと言いますか、突然降ってわいた話だったので驚いています」
送迎バスの運行管理を請け負う会社から郵送で送られてきた書面には、幼稚園に派遣しているバス運転手の契約を今年度で終了するというもの。
みつばモビリティ
「契約期間満了日である2025年3月31日をもちまして、契約を終了させていただきたく、ここにお申し入れ申し上げます」
契約の打ち切りを通知したのは、首都圏を中心に送迎バスの運行管理を請け負っている「みつばモビリティ」。
みつばモビリティ
「運転手不足や運転手の高齢化、人件費の高騰などの影響を受け、これ以上の契約継続が困難な状況に至りました」
この幼稚園では、2人いるバスの運転手のうち1人がみつばモビリティから派遣されている。
松本園長
「この2カ月を切った状態に今あるので、とにかく次の運転手さん探しを急にしなければいけなくなってしまった。本当に困っていますね」
およそ半分の園児が送迎バスを利用していて、保護者からも困惑の声が上がっている。
子どもが送迎バス利用 保護者
「ちょっと園までの距離が遠いもので、やっぱり迎えに来ていただけるのは、すごく助かりますし。バスが減ることによって(迎えの)時間帯が遅くなったりとか、幼稚園に送り出す身としても支障が出るかなと思います」
■保護者も困惑…幼稚園は“対策”も
幼稚園の園長が戸惑いを感じているのが、書面が送られてきた時期。1月下旬に書面が届いたため、新年度の準備を進めつつ2カ月間で新たな運転手を探さないといけなくなった。
松本園長
「やっぱり誰でもいいわけでは決してないので。子どもたちを安全に(乗せて)運転してくださる方、また出会えたらいいなと思って今探しているところです」
運転手は70代で、10年前からこの幼稚園に勤務。定年を延長し働いていたが、今回の契約打ち切りを機に3月末で引退する。
これまで無事故無違反で保護者からの信頼も厚かったという。
保護者
「本当に今のバスの運転手さんにもコミュニケーションを大切にしていただいて、手ぱっちんしたりとか(子どもの)髪型が違ったりすると、声をかけていただいたりとか、とても優しくしていただいているので」
送迎バスを利用していた小学生
「(Q.どうですか、バスの運転手は?)自分の時からすごく明るくて、バスに乗るのが楽しかったです。ずっと同じ運転手さんじゃなくて、新しい運転手さんになると、ちょっと不安というか」
みつばモビリティ派遣の運転手
「はい、いってらっしゃい」
保育園では新たなバスの運転手との面談を進めていて、まもなく契約できる見通しだ。
今後、幼稚園では対策を取ることに…。
松本園長
「ちょうど今、教習所に通うところで。私も含めて職員のほうで大型免許のほうを取らなきゃなというふうに」
職員がバスを運転できるように大型免許を取得。不測の事態に備えるという。
今回、みつばモビリティが契約打ち切りの通知を送ったのは東京都、横浜市、川崎市などの幼稚園・保育園40件以上。
この事態に横浜市の市長は、次のように話す。
横浜市 山中竹春市長
「園バスの運行に支障が生じると多くの人が困る。市としても、しっかり情報収集をして対応を考えていきたい」
■バスの街に異変…相次ぐ運休・減便
「バスの街」として知られる三鷹・吉祥寺エリア。市役所や地域の拠点病院は、駅から離れていて、日頃からバスを利用する人も多いのだが、現在、運転手不足による運休・減便が相次いでいる。
仕事で利用 40代 会社員
「週5は利用しますね。(バスの)本数減ったかなという感じは受けてますね。日々の生活に直結しているので、死活問題だなと思います」
仕事で利用 50代 会社員
「この辺ってバスを使う方がすごく多いので。混んでしまうとか、それはあると思います。これからどうなっちゃうのかなと思います」
三鷹駅では去年12月から今月末までの期間で、平日では3系統が運休し、4系統が減便になっている。
買い物・病院通いで利用 80代
「(Q.バスはどういう存在?)自分の足のようなものです。自転車も乗れませんし、車の免許証も返納しましたので、バスだけです」
病院通いで利用 80代
「前立腺(の病気)で(病院へ)通ってるからトイレが困る。足腰が悪いし、うまく時間に合わせないと」
病院通いでバスを利用する男性は、減便で待ち時間が増えることでトイレの心配もあるという。
隣の吉祥寺駅でも、駅前から出るバスも現在平日だと2系統が運休。関東バスは、来月以降も乗務員不足は解消しないため、バスの本数を減らした新しいダイヤに改正するとしている。
夫が路線バスの運転手だという女性は、次のように話す。
夫が路線バスの運転手 50代
「全然、新しい子が入ってこないので困っているみたいです。なり手がないというのは、すごく夜も遅かったり、朝早かったり、泊まりもある。今、そういう時代じゃないのかなという気はしますよね。それでお給料も安い」
三鷹・吉祥寺エリアを巡っては去年12月、京王バスが吉祥寺駅から撤退。小田急バスが減便を行っている。深刻化するバスの運転手不足。今後の対応は?
■バス運転手不足…手当大幅増、自動運転など試行錯誤
送迎バスの運行管理を請け負う、みつばモビリティで見ていくと、東京都内や横浜市川崎市などの40を超える幼稚園や保育園に対して運転手の派遣などの契約を打ち切ると通知をした。
契約打ち切りの理由は、定年退職や転職で深刻な運転手不足になったからだということだ。
幼稚園の送迎バスとなると、フルタイム勤務ではないため、どうしても給料面がよくないという。
給料を上乗せして採用活動を行ったが、運転手の確保が困難になったという。
バスの運転手不足は、全国的にも深刻となっている。
2023年以降、路線バスについて減便や廃止を行った事業者の数は、全国127社あるうちの103社、81.1%が減便あるいは廃止を行ったということだ。
バスの運転手の数の推移を見ると、2030年に必要なバスの運転手の数は12万9000人だが、3万6000人ほど不足するという予測も出されている。
こうした運転手不足解消に向けての対策を見ていく。
横浜市営バスは去年の4月時点で125人運転手が不足。去年、減便は3回を実施し632便も減便した。そのため、横浜市交通局は「人財確保大作戦」と銘打ち、平均2万円の賃上げや住居手当も年間およそ23万円から60万円に増額した。
結果、去年の12月の募集では265人の応募があったということで、前の年より4倍ほど増えたそうだ。
そして、茨城交通は経産省と国交省との共同事業として、中型バスとしては国内で初めて運転手不要の「レベル4」の自動運転を実現した。
今月3日から運行が始まっていて、一般車なしの専用道路で6キロほど走行して、平日は8便運航しているということだ。
そして、出入国在留管理庁は去年3月、外国人の在留資格「特定技能」の対象に、自動車運送業分野を追加。去年4月からの5年間で運転手として2万4500人受け入れる見込みだという。
(「羽鳥慎一 モーニングショー」2025年2月18日放送分より)
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp
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