離陸後一気に急降下　米・フィラデルフィアで小型機が墜落　機内は治療を受けた女児ら【羽鳥慎一モーニングショー】(2025年2月3日)ANNnewsCH

■小型機には女児とその母親らが搭乗

撮影者
「なんてことだ！なんてことだ！なんてことだ！」

　急降下する機体。直後に激しい爆発が起き、火の手が上がる。

　墜落事故が起きたのは、アメリカ東部ペンシルベニア州の最大都市フィラデルフィアの住宅や商業施設が立ち並ぶエリア。

　墜落の瞬間を捉えた映像では、機体が一直線に急降下し、墜落。夜空が一瞬真っ白に光ると、直後に黒煙が上がる。

　現場近くの防犯カメラにも墜落の瞬間が捉えられていた。暗闇に包まれる住宅街に突然閃光（せんこう）が走り、轟音（ごうおん）が響きわたる。

目撃者
「その場にいた全員がしゃがめ！しゃがめ！と叫んでいたので、しゃがみました。飛行機が落ちていき家に衝突すると、その直後車にも衝突して、ドーン！と商業施設など、そこら中に衝突しました」

　墜落現場の周辺では、至る所で火の手が上がり消火活動が行われている。道路上には墜落した飛行機の一部が散乱し、何台もの車が焼け焦げ、後部が燃えている車も確認できる。

近隣住民
「親戚が現場近くのモスクで礼拝をしていて、そのうち2人が負傷しました」

　アメリカ連邦航空局によると、墜落したのは医療用の小型機。乗っていた6人全員と地上にいた1人が死亡、19人が病院に搬送されたという。

　小型機に乗っていた6人は全員メキシコ国籍で、治療を受けた女児とその母親らがメキシコに帰る途中だった。

　小型機は離陸してからわずか1分後、5キロほど飛行したところで墜落。この時の管制官の音声が公開された。

管制官
「飛行機が行方不明です。何が起こったのか正確にわからないので、原因を突き止めようとしています」

　墜落の原因はいまだ明らかになっていない。

■軍用ヘリ「旅客機を目視できている」返答あったが…

　この2日前、アメリカの首都ワシントン近郊で起きた旅客機と軍用ヘリコプターの衝突事故。その原因究明につながる新たな映像が公開された。

CNN
「速報です。CNNは2つの新しい映像を独占入手しました」

　空港の滑走路に向かって着陸態勢に入ったアメリカン航空の旅客機。そこに画面左から飛び込んできた軍用ヘリコプター。軍用ヘリは速度も高度も変えずに、旅客機に向かって突っ込んでいったように見える。

　衝突した後、旅客機と軍用機は大きく回転しながら川に落ちていった。

　2つ目の映像では、右奥に見える旅客機が着陸するために高度を下げながら飛行してくるのが見える。

　そして、左から右へ向かって飛行する軍用ヘリコプター。どちらも緊急回避的な行動を取った様子は見られない。

　さらに、衝突2分前の管制官と軍用ヘリのやり取りが明らかになった。

管制官
「ウィルソン橋の南が渋滞しています。CRJ（旅客機）は滑走路に向かっています」

軍用ヘリ
「目視できています。目視で距離を確保します」

管制官
「承認します」

　衝突2分前に「旅客機を目視できている」と答えていた軍用ヘリ。衝突の直前にも…。

管制官
「CRJ（旅客機）が見えますか？後ろを通過してください」

軍用機
「見えています。目視で距離を確保します」

管制官
「わかりました」

（「羽鳥慎一 モーニングショー」2025年2月3日放送分より） （C）　CABLE NEWS NETWORK 2025
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