#ニュース
炎上リサーチは芸能、事件、スポーツ、ネット全般の最新情報を24時間更新を続けるまとめサイトです。
ジャニーズ・ワールドカップ情報もお知らせします。
画像
動画
チャンネル名
チャンネル説明
■夜通し作業…救助活動のためスロープ工事
八潮市で起こった道路陥没からおよそ70時間。転落したトラックの中に取り残された74歳男性の容体は、今も分かっていません。
生存率が著しく低下すると言われる72時間が迫っていますが、救助は難航しています。
30日午前2時半すぎ、新たな崩落が発生。現場周辺の危険は高まっています。
八潮消防署 佐藤徹司署長
「現在の状況は、本日(30日)午前2時37分に2つの陥没穴の間にあった道路が崩壊するなど、極めて危険性が高い状態。穴の中でも水が出ており、崩落が継続しています」
穴の中に大量の水が流れ込めば新たな崩落の危険性が高まります。
30日午後5時半すぎには、交差点の一部が崩れました。
崩落が起きる可能性があるなかでの救助活動。
佐藤署長
「これまではしご車のバスケットを用いて直接的に接触を試みましたけれども、だんだん深さが増してまいりまして困難となってきました。安全な場所から重機を使用してスロープをつくり、完成後、重機を投入する方針で進めていくことになりました」
消防などによると、穴に向かって石灰やセメントで地盤を強化しながら長さ30メートル、幅4メートルの緩やかな坂をつくり、そこに重機を入れ救助活動を行うということです。
夜を徹して作業は続けられましたが、完成までは2~3日かかる見通しです。
28日午前10時ごろに起こった道路の陥没。翌日の未明には、トラックの引き上げ作業中に新たな陥没が発生。
1つ目の穴に比べ、2倍ほどの大きさとなった穴。この日の午前8時ごろには、穴の端が崩れ、その2分後にも別の場所が崩れ落ちます。
2つ目の穴はどんどん大きくなり、午後3時ごろには1つ目の穴の4倍ほどの大きさになっていました。
そして事故発生から3日目の30日…。2つの穴の間が崩落し、直径40メートルの巨大な1つの穴になり、その後も崩落は続きます。
■生活にも影響が…「蛇口から濁った水」
終わりが見えない道路の崩落で、住民たちの生活への影響も広がっています。
八潮市は30日、下水の使用制限に加え、市内全域の水道水に濁り水や水圧低下などが起こる可能性があると発表。
市内の飲食店にも影響が出ていました。八潮市のラーメン店では、お客さんの飲む水を給水機ではなく、新たにウォーターサーバーを設置し提供しています。
濁り水が出る可能性があるとの知らせを受け、水道とつながる給水機を急きょ使用禁止にしました。
ラーメンとの丸家 殿村竜太郎社長
「(タンク1本)2000円とか3000円ぐらいなんですよ」
「(Q.普段はかかっていない費用?)そうですね。しょうがないとしか言いようがないと思いますので。少しでも排水の量だったりとか、そういったところでお手伝いができれば」
「実際1週間なのか1カ月なのかも分からないんですけど、それは指導に従いながらやっていくしかないかなとは思っています」
陥没現場から2.5キロほど離れた住宅では、蛇口から濁った水が出たといいます。
八潮市に住む女性
「(Q.水が濁ってしまった?)ちょっとだけなんですけど」
「今は大丈夫なのかな」
「(Q.お昼は?)もうちょっと薄く濁っていました」
「(Q.何色に?)錆(さび)っぽい感じですかね」
「(Q.白というより茶色?)ちょっと茶色」
家族3人で暮らす女性は朝、急きょミネラルウォーターを購入。
八潮市に住む女性
「(Q.お店に在庫はあまりなかった?)オープンで行ったので。でも私が(店を)出る時にはもう3分の1くらいになっていました」
洗い物を減らすため、食事は紙コップと紙皿。なるべく水を使わないよう、缶詰などの備蓄も。さらに…。
八潮市に住む女性
「濁ったお風呂にはちょっと入りにくいかなと思って、今のうちにためちゃおうと」
市から注意喚起が出てすぐ、お風呂をためたといいます。しかし、その際にも異変があったそうです。
八潮市に住む女性
「お水の出し口からボコボコボコって気泡が出ていたので、ちょっといつもとは違うのかなと」
取材時は蛇口からきれいな水が出ましたが、濁った水が出るかもしれないと不安を感じています。
八潮市に住む女性
「いつまで続くのかなって。私だけじゃなくて市民は皆思っていると思うんですけど、やっぱり協力していかないといけないかなと思っています」
八潮市は、濁った水が出た場合、しばらくの間蛇口を開けて水を流し続けることで濁りが解消すると呼び掛けています。
しかし、この状況が改善するめどは立っていません。
広がり続ける穴の周りは、一軒家が立ち並ぶ住宅街。陥没した場所の近くに住んでいるという男性は次のように話します。
陥没近くに住む男性
「1つの穴から2つになって、きょうになったら広がったって。ちょっと怖いなと思いまして」
今は両親の家に避難しているといいます。
陥没近くに住む男性
「穴の広さがどこまで広がるかですし、どこで止まってくれるのかというのが心配です」
■なぜ巨大な陥没?専門家「軟弱な地盤」
周辺住民に広がる不安…。一体なぜ、これほどまでに巨大な陥没が起きたのでしょうか?地質の専門家によると…。
だいち災害リスク研究所 横山芳春所長
「ひとつの要因としては、軟弱な地盤が影響していることが考えられます。(八潮市は)地面から数メートルぐらいは砂が多い地域になりますが、それより深い部分は砂より細かい粘土とか泥のような軟弱な地盤が続くような地域となっております」
そのような地盤となった理由は、過去の地図を見れば一目瞭然です。
横山所長
「今から6000年くらい前、縄文時代と言われる時代になりますが、この時代は八潮市周辺も海のエリアであったということが知られております。それが陸地になっていって、(八潮市が)谷のような地形でしたので、結果的にこの軟弱な泥とか緩い砂とかずっとたまっているような場所」
■ドローンで下水道管を調査 点検の実態は?
老朽化が懸念される下水道管などの地中のインフラ。では、どのようにして調査・点検をしているのでしょうか?
まずは、作業員がマンホールから地中へ。下水道管までたどり着くと、ここからは有害なガスが発生している可能性があるので多くの場合、専門の「調査機器」が用いられます。
NJS 企画広報室長 坂井貴彦さん
「ここのところにひび割れが入っているのが分かります」
上下水道のコンサルタント会社では、全国の自治体からの依頼でドローンなどを使い水道管を点検。「水上走行型」「飛行式」「水中」の3タイプのドローンを使い分けているといいます。
ドローンで撮影された下水道管内の画像では、コンクリートの壁が腐食しているのが分かります。
NJS インスペクション部長 稲垣裕亮さん
「(Q.ボコボコしているのは元々?)元々じゃないです。腐食してモルタルが剥がれて溶けて骨材が出ている状態。ただちに対策を打ったほうがいい状況」
別の下水道管では亀裂から水が噴き出してしまっています。
実際に撮影している様子を見てみると、マンホールから水上走行型ドローンを下ろし、下水道管まで達したら外から遠隔で操作して調査します。ドローンで撮影することで人が入れない場所でも点検が可能になるといいます。
直径3メートルの下水道管内で撮影された映像。激しく流れているのは、生活排水や事業所などから出た排水です。
稲垣さん
「画面のこちらが腐食が進んでいる状況。さび汁が見えるような状況ですので、骨材も見えて鉄筋も見えているので腐食がでている」
「(Q.本当だったら鉄筋は見えてる?)見えてないです」
腐食の原因は、汚水から発生する硫化水素。
稲垣さん
「硫化水素が(酸素と)反応すると硫酸にかわります。硫酸が表面についてコンクリートを溶かす。ガスなので全体的に腐食が進む。見ていただくと全体的に同じような(腐食の)状況になっている。診断するとすれば、5年以内ぐらいに対策すべき」
「(Q.事故があった水道管は?)この状況よりさらに何倍もひどい状況だったのでは」
■地上から空洞調査する「空洞探査車」
八潮市の現場周辺では、こんな調査も行われました。埼玉県は特殊な車両を使って、陥没箇所の周辺3.5キロの道路で路面の下に危険な空洞ができていないかを調査。
調査にあたったのは「空洞探査車」。マイクロ波を照射して、深さ3メートルまでの地下の空洞を正確に把握します。
地中の探査を行ったジオ・サーチ株式会社
秋元章さん
「条件がピタッとハマれば、ソフトボールくらいの空洞も見つかります」
30日に発表された埼玉県の報告では、これまで調査した2.5キロでは危険な空洞は見つかっていませんが、調査予定の範囲のうち、陥没現場に近い警戒区域内の調査はまだ実施できていません。
(「羽鳥慎一 モーニングショー」2025年1月31日放送分より)
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp
#youtube #芸能 #事件