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【ニュース】「なぜ学生が103万円まで」自民幹部発言に 玉木氏「マリー・アントワネットの感覚」 #shorts -芸能ニュース/炎上まとめ

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自民党の小野寺五典政調会長が「年収の壁」の引き上げを巡り、「なぜ学生が103万円まで働かなきゃいけないのか」と話し、国民民主党の玉木雄一郎氏は「マリー・アントワネットのような感覚だ」と不快感をあらわにしています。

■与党が「150万円に」と調整中に…発言で波紋

国民民主党代表(役職停止中)
玉木氏のXから
「学生も親の生活も厳しいのです。まるでマリーアントワネットみたいな感覚ですね」

 「パンがなければケーキを食べればいいじゃない」と、庶民の痛みを知らないフランス王妃マリー・アントワネットにまつわる有名なフレーズ。彼女の名前を挙げて批判したのは、国民民主党の玉木氏です。批判の矛先は、自民党幹部のこの発言でした。

自民党 小野寺政調会長
「野党各党は『壁』を取っ払うと話ししているが、私は根本(から)おかしいなと思う。なんで学生が103万円まで働かなければいけないのか」

 議論が進む「年収の壁」問題。疑問を呈したのが、自民党の小野寺政調会長で、党の政策立案の責任者です。

 学生を扶養する保護者の税負担を軽くする特定扶養控除について、与党が「150万円にする」と、国民民主党の要求をのむ方向で調整している最中の発言でした。

小野寺政調会長
「議論の一番の大本は、学生が十分学業に専念できるよう支援すること。本来はこれを国会でやるべきではないかと。政調会長として、ぜひ次の人材(が)教育を受けられる環境を今後作っていきたい。そう思っています」

 現在、学生の場合、年間で「103万円の壁」を上回る収入があると扶養する保護者への課税が多くなります。

■学生の3人に1人が「学業には収入必要」か

 玉木氏は改めて自らの口で批判しました。

玉木氏
「小野寺さんの発言は『ん?ん?』と思った人が結構多いのでは」
「(学生は)学業に専念すべきであり、103万円まで・103万円を超えて働かなければいけないのはおかしいと言われても、そうせざるを得ない状況を作っているのは、今までの自民党政治なのではと思っている人は多くないですか」
「両方やりましょうよ。教育の経済的負担を下げていくことと、働きたい学生がもう少し働けるようにすることは、私は両立可能だと思う」

 最近の学生の経済環境はどうなっているのでしょうか?

 日本学生支援機構の最新の「学生生活調査」によると、4年制大学に通う学生でアルバイトをしているのは8割を超えています。

 また、大学に行くための「実家の仕送り」について、「ゼロ」か「足りない」と答えている人は3割を超えました。金額の差はありますが、大学生の3人に1人が「学業のために収入が必要」という状況にあります。

 小野寺政調会長はその後「補足」と称して自身のSNSに投稿しました。

小野寺政調会長のXから
「『学業に専念できるよう政治が支援するのが本筋』との意図です」

 与党と国民民主党は16日も、政調会長同士の会談を予定しています。

(「グッド!モーニング」2024年12月16日放送分より)

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