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(今年の主役は斎藤知事だった?(C)日刊ゲンダイ)
2日に発表された「現代用語の基礎知識選 2024ユーキャン新語・流行語大賞」で年間大賞を受賞したのが、ドラマ「不適切にもほどがある」(TBS系)を略した「ふてほど」。しかし、ドラマファンからも《聞いたことがない》という認知度だ。
一方で、2日から翌3日もXのトレンド入りしているのが「不適切報道」。最近のメディアの報道姿勢に様々な意見があることから、SNSでは《ふてほど、不適切報道の略とか言われだしてて笑う》《「ふてほど」ってテレビの不適切報道のことだろ?》などの意見が殺到。SNSでは大賞を巡って、大手メディアの報道ノミネート合戦になっている。多くの視聴者が指摘する「ふてほど報道」とは?
散見されたのは、《猪口議員宅火災事件の火中の人影報道》。日本テレビ系「ミヤネ屋」が自民党の猪口邦子参議院議員の自宅の火災の「視聴者提供」として放送した炎の中で女性とみられる人影の映像のことだ。ほかに《フジによる大谷選手、折田氏の自宅に突撃》、NHKのラジオ国際放送などの中国語ニュースの中で、原稿を読んでいた中国籍の外部スタッフが発言した騒動《NHK尖閣は中国の領土》、さらに《共同通信の生稲議員靖国参拝誤報による外交問題化》などを指摘する投稿も多数あがっていた。
目立ったのは、ドラマ“ふてほど”で受賞したTBS。《今年の流行語大賞はTBSふてほど→ふて報道特集に決まりました》《2024年はTBS報道特集を推薦》といった投稿だ。
11月30日に放送された同局「報道特集」が、兵庫県知事選でSNSで支持拡大し再選を果たした斎藤元彦知事を巡る特集をし、物議を醸しているからだ。
番組では、百条委員会の奥谷謙一委員長や、対立候補だった稲村和美前尼崎市長のSNS被害を取り上げたり、司会の村瀬健介キャスターが元県民局長に対する公益通報者保護について斎藤知事に直撃。村瀬氏はその時の対応を「人ごとのような回答しかありませんでした」と厳しく批判していた。
また、取材に応じた“支援者女性”のくだりで、公開された「LINEグループ」とされるスマホの画面の真偽を巡ってSNSは大荒れ。これには《アンチ斎藤、アンチ立花の一方的な報道を、全力で行う、「TBS」どちらに正義があり、どちらが印象操作してるのか?視聴者は冷静に見つめなければならない》《オールドメディアがSNSに負けた」などと言われる中、きちんとジャーナリズムとしての仕事をした報道特集。斎藤支持者がカルト信者のようなのがよく分かった》など賛否両論で大炎上中だ。
ドラマ「ふてほど」は高い評価を得ていたが……。今年はメディアの報道姿勢に注目が集まった一年だった。
◇ ◇ ◇
そもそも流行語大賞って時代に合ってるの?●関連記事【もっと読む】問われる「新語・流行語大賞」の存在意義 省略語『ふてほど』受賞は「説得力に欠ける」と識者が指摘…に詳しい。
]...以下引用元参照
引用元:https://news.nifty.com//article/entame/showbizd/12136-3622873/