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■北海道猟友会 ヒグマ駆除の拒否を検討
突然、道路に飛び出してくるクマ。別の場所では、車に向かって突進してくるクマも。
北海道道猟友会はヒグマの駆除の要請を受けても、自治体や警察がハンターの発砲の責任を負わない場合、駆除の要請を断ることも検討していることが分かりました。
きっかけは、この裁判。北海道砂川市では2018年、ハンターの池上治男さん(75)がクマを駆除する際、建物側へ発砲したとして北海道公安委員会から銃を持つ許可を取り消され、処分の撤回を求め提訴しました。
しかし先月、2審の札幌高裁は「周辺にいた3人の生命を危険にさらした」などとして訴えを棄却、池上さんは上告しています。
北海道猟友会 砂川支部 池上治男支部長
「あの判決理由でやるんだったら、誰も銃を発砲できないということ」
14日午後、池上さん本人が駆除要請の拒否について話しました。
池上治男支部長
「それはもうごく当たり前のこと。(拒否を)検討せざるを得ないのではないか」
現在、砂川支部ではクマの駆除は引き受けていないといいます。
池上治男支部長
「もうやらない。やらないというよりやれないから」
一方、札幌市や警察と共同で訓練をしたばかりだという猟友会札幌支部の玉木康雄さんは個人の見解としたうえで、行政などと信頼関係があれば活動を継続するべきとしています。
北海道猟友会 札幌支部防除隊 玉木康雄隊長
「このエリアは発砲できるのか法規的に問題はないか打ち合わせをきっちりして、三位一体となって信頼関係のもとでやらないと駄目なミッション。前提条件がクリアできないところでは、やっては駄目だと思います」
北海道猟友会は今月末に幹部で議論したうえで、道内71の支部へ通知する方針だということです。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp
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