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[天皇杯準々決勝]横浜 5-1 山口/9月25日/ニッパツ三ツ沢球技場
9月25日、横浜F・マリノスが天皇杯準々決勝でレノファ山口FCを5-1で破った一戦で、待望の瞬間が訪れた。
横浜ユースから昇格して3年目の山根陸が、プロ初ゴールをマークしたのだ。
スコアレスで迎えた16分、井上健太の右サイドからのクロスはクリアされるが、そのこぼれ球を拾った山根が、中央にいたジャン・クルードに横パス。そして相手守備陣を引き付けたJ・クルードからリターンを受けた背番号28は、ワントラップして右足を振り抜く。低い弾道の強烈なミドルシュートをゴールに突き刺した。
ネットを揺らした瞬間、山根は何度も大きなガッツポーズを作って感情を爆発させる。ファン・サポーターだけでなく、ベンチから戦況を見守っていた主将の喜田拓也や水沼宏太らからも拍手を送られるなど、スタジアム全体から祝福された。
【厳選ショット】横浜が10人対10人の激闘を制す!山口を5-1撃破で7年ぶりに天皇杯4強進出!|天皇杯準々決勝 横浜 5-1 山口
試合後、「嬉しい初ゴールになりましたね」と記者から訊かれた山根は「良かったです」と安堵の表情を浮かべつつ、ガッツポーズに込めた想いを次のように明かした。
「(チームとして)ここ数試合、情けない試合をしてしまって、自分としても責任を感じていたので、今日は本当に勝つしかなかったし、ひとつ結果が出たのは良かった」
山根は昨シーズンの第7節(4月8日)の横浜FC戦でもネットを揺らしたが、この時はチームメイトのオフサイドにより、幻のゴールとなった。それから約1年半、ようやく生まれた初得点に「間が空きすぎちゃって、やっとと言うか、遅かったかなって感じです」と笑顔を見せる。
そんな21歳のボランチに対して、同ポジションであり、同じ横浜アカデミー育ちの喜田も「おめでとう」と伝えたと話し、「年齢が下であろうが、陸だけではなくチームメイトをリスペクトしているので、シンプルに嬉しかったですし、チームとして勝利に繋げられたのも良かった」と振り返る。
横浜は中2日でJ1第32節のFC東京戦を控える。「今日を皮切りに、もっと活躍できたら」と気合いを入れる山根のさらなる活躍に期待だ。
取材・文●金子徹(サッカーダイジェスト編集部)
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引用元:https://news.nifty.com//article/sports/soccer/12289-3414239/