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■消費税減税を巡る4候補の見解割れる
論戦は経済対策と社会保障を中心に行われました。なかでも、消費税減税を巡るテーマでは4人の見解が割れました。
野田佳彦元総理大臣(67)
「今、必要なのは税の再分配としては、消費税の還付法案。それからベーシックサービスの拡充、さらには教育の無償化など、家計が元気になるような政策を打ち出していくことが大事」
枝野幸男前代表(60)
「いま大事なことは、物価高で苦しんでいる皆さんの暮らしを支える。我々は必要なところに給付をする。あるいは給食費をタダにする、あるいはガソリン税を下げてその分ガソリンの値段を下げる。即効性のあるものを最大限やりながら、中長期的な方向性を変える」
消費税について、野田氏と枝野氏は給付と減税を組み合わせた「給付付き税額控除」の導入を訴えたのに対し、他の2人は次のように述べました。
泉健太代表(50)
「今回の代表選では、食料品の税率を下げるということも選択肢に入れるべき。いかにして中低所得者の皆さんにゆとりを持たせられるか。経済政策として訴えていきたい」
吉田晴美衆院議員(52)
「食料品の消費税非課税ゼロ税率。これを時限的でも、まず導入していく。国民の皆さまに『食べるもの大丈夫だよ』。そういうメッセージを発することが大事」
泉氏は、食料品のみの減税も選択肢に入れるべきと主張。一方、吉田氏は食料品は消費税ゼロとすることを訴えました。
その後、4人はテレビ朝日の報道ステーションに生出演。「政権奪還への道筋」について問われた、4候補の答えとは?
■「政権奪還への道筋」報ステでの論戦
9日夜、立憲民主党代表選挙の候補者4人がテレビ朝日の報道ステーションに生出演し、「政権奪還への道筋」について論戦を交わしました。
野田氏
「自公の過半数割れに追い込む。そのための野党の議席の最大化、協力の仕方は全部違うと思う。維新はダメ、共産はダメと言っていたら、誠意ある対話はできない。あらゆる場面で対話のチャンネルは閉ざさないということが必要」
吉田氏
「見失ってはいけないのは、これだけの裏金国会があって、しっかりけじめをつけなきゃいけない、決着をつけなきゃいけない。そのためにはすっきり1対1の構図をつくる。その舞台をつくるというのは、私たち立憲民主党の責任だと思う。野党が結集できる、何を実現するか。これを見せていくことではないか」
一方、枝野氏と泉氏は次のように述べました。
枝野氏
「あくまでも私たちは、私たちの目指す社会に向けて単独政権を目指す。もちろん政治ですから、いろんな応用はありますし。他の野党とのコミュニケーションは、大事にしなきゃいけない。でも、私は単独政権を目指せるし、可能性はあると思っている」
泉氏
「各党との信頼関係というのは、実はもうしっかりとできていて。ただ『日本維新の会』の場合は今回の選挙で政権をとるんだというふうにまだなっていない。そこは、こちらが一生懸命言っても、向こうがそうじゃないならば、我々がちゃんと単独政権を目指す気概を持たないと。自分たちが担うという気概。これが何より大事」
今月23日の投開票まで、激しい論戦が繰り広げられそうです。
(「グッド!モーニング」2024年9月10日放送分より)
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp
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