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積乱雲のもととなる“豪雨のタネ”とは?多発する『ゲリラ雷雨』を防ぐ最新の研究【報道ステーション】(2024年8月22日) -芸能ニュース/炎上まとめ

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連日、油断のならない空模様の連続です。22日も東京都心などを中心にゲリラ雷雨が襲いました。

ウェザーニューズによると、去年7月~9月末、ゲリラ雷雨は全国で9万3000回以上発生していて、前の年に比べて約1.2倍に増えています。地域別に見ると、北海道が最も多く1万回以上、次いで沖縄が5000回以上となっています。

京都大学防災研究所では、ゲリラ雷雨などをもたらす積乱雲の成長を抑えて、雷雨を弱めることを目指す研究が行われています。

京都大学で気象の研究を行う山口弘誠准教授は、町の上空で気流が渦のように回転している場所が、積乱雲の元になる『豪雨のタネ』と考えています。渦が強くなるほど上昇気流が強くなって、積乱雲が発達してしまうということです。

山口准教授は、豪雨のタネができやすい、ある場所に注目しています。それが工場や商業施設など熱を出している場所。都市の人間活動の影響で気流の渦や熱が発生して豪雨のタネになり、積乱雲が発達しやすくなるということです。

山口准教授は、豪雨のタネを人工的に制御すれば積乱雲の発達を抑えられると考えています。具体的な方法として、熱がこもりやすい都市部の建物付近などに、巨大な送風機のようなもので直接風を当てて熱を下げる。例えば、企業などが持つ既存のものを利用することなどが考えられます。

自然現象を制御するのは難しく、コストもかかることが考えられます。しかし、山口准教授は今後について「都市の熱を下げる重要性を、社会に理解してもらう必要がある。そのために、企業や国との連携も必要になってくる」と話しました。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp

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