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太田光“炎上の奥”にある思い 過熱するテレビの“性質”に理解も「難しい世の中になりました」(2024年8月6日)|BIGLOBEニュース -芸能ニュース/炎上まとめ

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太田光“炎上の奥”にある思い 過熱するテレビの“性質”に理解も「難しい世の中になりました」

2024年8月6日(火)7時0分 オリコン

太田光

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 爆笑問題太田光(59)の言動は、よく炎上する。1週間に起きた、さまざまなニュースを取り扱うTBS系『サンデー・ジャポン』での発言は、注目度が大きい事柄であるほど、すぐさまネットニュースやSNSで出回り、賛否だけがひとり歩きしていく。“炎上の奥”にある太田の思いに触れたいと思い、インタビューを依頼すると、多忙の合間を縫って快諾してくれた。迎えた取材当日、指定された場所に早めに到着し、先に準備しておこうと部屋の扉を開けると、すでに到着していた太田が「ありがとね」と柔和な笑みを向けた。

■SNSでの炎上にも冷静「それがすべての人々の声なのか」 世間の“恐ろしさ”も指摘

 激動な日々に流されるように生活する中、太田は立ち止まり、あれやこれやと考えをめぐらせ、思考の過程も含めて“言葉”で伝えていく。コスパ重視の流れとは真逆といってもいい、思考の限りが“凝縮”されたのが、現在発売中の著書『芸人人語 旧統一教会・ジャニーズ・「ピカソ芸」大ひんしゅく編』(朝日新聞出版)だ。書籍のタイトルで挙げられているニュースに対する太田の発言は、とりわけ“炎上”してきた。「あとがき」で触れられているが、一時はSNSで「#太田光をテレビに出すな」との言葉がトレンド入りする事態になり、当時は「発言するのは、毎回、気が重くなった」とつづっている。

 こうした状況でも、太田は冷静に受け止めている。「テレビの世界に長くいるから、一時の興奮というか、過熱して一方の方向に流れていく性質があるのは、昔からだと思っていて。だけど、今はネットもあって、果たしてそれがすべての人々の声なのかといえば、その辺は確かめようがないんだよね。だから、オレが炎上している時も、どれくらいの人が怒っていたんだろうって、今振り返るとわからないところもあるなと。でも、それがテレビだし、我々はその数字の中で一喜一憂しながらやってきた。マスコミ全体が、視聴率以上にSNSでつぶやかれたものに影響を受けるようになっているんだけど、まだ慣れていないんでしょうね」。さらに、SNSと視聴率の動きについても私見を述べる。

 「例えば、SNSのトレンドワード。テレビの人たちは『(番組の内容が)トレンドワードに載りました!』って喜ぶんだけど、それが数字に反映するかっていうとそうでもなかったり。逆に、全然そういうものに上がってこないものの方が、視聴率をガーンと取ることもあるので、難しい世の中になりました」

 『芸人人語』の「神と人」「信じる力」という項目では、安倍晋三元首相銃撃について言葉を尽くして論じている。同書の中で「私は『旧統一教会』を否定する同じ理由で、『山上容疑者』を否定する」との文言もあるが、太田の真意を改めて聞いた。「安倍さんは当然、政治家としていい部分も悪い部分もあったと思う。だけど、誰でもあんな殺され方をするべきじゃないと思っているし、自分は(山上被告に)同情できない。(山上被告が置かれていた環境について)いろいろあったことは事実だと思うけど、お前が殺した人にも、同じように家族がいて、そっちの悲しみは、何も救えないじゃんって思うんです。(事件後の報道で)あまりにも世間が、彼に同情を寄せてしまうのは恐ろしいなと思う」。

■太田光が見た“立川談志”「惚れ惚れするような話芸」 “ミスターTV”明石家さんまにも感動

 自身が身を置く芸事についても、深く考えていく。「神の・ようなもの」では、太田が敬愛している故・立川談志さんが「古典落語」という「巨人」を相手に生涯をかけて格闘してきた様子を紹介している。太田から見た談志さんは、どんな人物だったのだろう。「師匠とはラジオもやっていましたし、やっぱり普段の雑談なんかでも、惚れ惚れするような話芸を見ていたから、すごいなぁという思いでした。ただ、苦しそうだなという気持ちも同時にあって『こんな人になりたいけど、なったら苦しいんだろうな。オレはここまで鋭くなくていいや』って」。

 生前の談志さんが客の前に立って「表現」したことの意義を説いている太田だが、自身もいまだに2ヶ月に一度、新作の漫才を用意して『タイタンライブ』の舞台に立っている。ライブ前後の冠ラジオ『火曜JUNK 爆笑問題カーボーイ』では、相方の田中裕二とともに漫才の構成・出来栄えについて、包み隠さずトークをしているのが印象的だ。現役で舞台に立ち続けているからこそ、談志さんが抱えていた“苦しさ”が理解できる部分もある。

 「やっぱり怖いですよね。談志師匠と比べられないけど、談志師匠も高座に上がる前は、本当に子どものように怖かったんだろうなって感じます。立川談志という人は、芸がうまくいった・いかない、もうずっとそれだけでした。だから本当にすごいなと思う。死ぬまで高座に上がり続けた人ですから。途中で帰っちゃったり、来ないこともあったけど、必ず最後は答えを大衆、お客さんに委ねていたんだなと。やっぱ決めるのはお客さんだから。『客が悪い』って、オレなんかも言うことあるけど(笑)、でも本当は全部客が決めることだから」

 同じく太田が敬愛する、明石家さんまとのエピソードをつづった「笑いは戦場」も、愛にあふれた内容に仕上がっている。還暦を迎えるタイミングで引退すると宣言していたさんまを“翻意”させたとの逸話もある太田は、さんまが“舞台”にも注力している様子に目を向ける。「さんまさんは“ミスターTV”みたいな人だから、テレビの中でやってきたんだけど、ここ数年本当に劇場にこだわっていますよね。やっぱり、お客さんの前に立つっていうところに行くんだなと。舞台に上がるっていうところに、すごいこだわってるように見えて、それがうれしいというか、かっこいいなと思います」。

■「生きることの意味」で書かれた出会いと別れ 漫才冒頭の「助けてくれー!」は本心

 今回の『芸人人語』の中でも、ひときわまっすぐなタイトル「生きることの意味」は、同名の書籍を出している高史明さんへの思いをつづったものだ。高さんの息子・岡真史さんは、12歳で自ら命を絶った。真史さんが生前に遺していた詩集『ぼくは12歳』を読み、真史さんが自ら命を絶ったことは「間違いではなかった」「感銘を受けた」という高校生の少女がいた。高さんは、その少女と手紙でやり取りし「二度と、自分に関わった子供を死に至らしめてたまるものかと、全力で立ち向かう」。その往復書簡を読み、感動した太田は後年、高さんのもとを訪れるなど、交流が生まれた。そんな高さんが昨年、老衰で亡くなったというニュースを太田は目にした。

 「その時、NHKの番組で会った時のこととか、いろいろ思い出して…。高さんご夫婦との会話も思い出しながら。あの時やっぱり、オレはどうしても『高さん、もういいじゃないですか』って思っていたんです。息子の死に対して、あまりにも自分の責任を感じすぎじゃないですかと散々言ったんだけど、頑なだったんだよね。『絶対、自分を許せない』って。それはもうオレがわかることではないし。でも、どれだけ遺された人にとって重いことかっていうのも感じました。あの時、高さんが『息子が遺した宿題なんです』って言っていて、その宿題ってなんだろうって思っていたけど、高さんの訃報を見た時、その宿題っていうのは自分の命を全うする、最後まで生きるってことだったのかなって、なんとなく思って。みんな知ってほしいなって気持ちで書きました」

 「生きることの意味」では、太田が漫才の最初に「助けてくれー!」と叫びながら出てくることの“答え合わせ”のような文章もある。そのことを本人にぶつけてみると、恐縮しながらも、高さんと自身の思いが共通している部分があるのでは…と、言葉を紡いだ。

 「少女との文通について、高さんは『最初、本当に助けてくれって気持ちで自分は書いてたんだけど、そのうち気持ちが変わっていって、助けに行くよっていう気持ちになって』と話していて。オレは、そういう変化はよくわからないけども、自分に置き換えた時に、漫才をやる前、やっぱりお客さんに助けてほしいっていう気持ちはすごくあるなと。でも、途中、例えばウケが良かったりなんかすると…ウケがダメだったら、ずっと『助けてくれー!』ってなるんだけど(笑)、反応がちょっとでも良かったりすると『よし、もっと笑わそう』っていう気持ちに、ごくごくたまになるっていうことがあって。もしかしたら違うかもしれないけれども、そういうことをおっしゃっていたのかなって思いながら、書きました」

 『芸人人語』では、さまざまなテーマに沿って書かれており、「炎上」の一言ではくくれない、太田の思いが丁寧に記されている。「その時々で一番自分が引っかかっていることを書いていたので、読者を想定したとするのであれば、自分だね。自分を整理するために書いていたような部分はあったかもしれない。その中で『どういうことなんだっけな』みたいになって、最初書く予定だったところから、どんどんズレていっちゃって(笑)」。

 テレビで長年にわたり活躍し続ける太田が、自分に向けて自分の思いをつづった本作。息苦しい現代において、一方的な流れに流されることなく、さまざまな立場に思いを馳せ、助けを求めている人の心にそっと寄り添う。





オリコン


]...以下引用元参照
引用元:https://news.biglobe.ne.jp/entertainment/0806/ori_240806_1223415790.html

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