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日本中学校体育連盟が先週、全国中学校体育大会、いわゆる「全中」で実施されている20の競技のうち、9競技を取りやめると発表したのです。
対象となるのは水泳、ハンドボール、体操、新体操、ソフトボール男子、相撲、スキー、スケート、アイスホッケーの9競技で、スキーを除き2027年度から実施されなくなるというのです。
その理由について中体連は…。
日本中学校体育連盟 抜粋
「少子化の進行が深刻になり中学生の数が減少し続けること、大会運営に多大な尽力をいただいている教員の負担軽減など、改革を進めなければ全中大会を開催し続けていくことが難しい状況になっています」
これに対し、日本水泳連盟が「全中は高校進学にあたってのキャリア形成において重要な機会」「慎重な検討が必要」と見解を示すなど、各競技団体が戸惑いを見せています。
政府も丁寧に議論するよう中体連に通達したといいます。
盛山文部科学大臣
「文部科学省では昨日、日本中体連に対して競技団体等と丁寧に議論を重ねるよう依頼したところでございます」
SNSでも懸念の声が。
Xへの投稿
「全部、大人の都合。子どもの意見はどこ?」
「目標を奪うと、さらにスポーツ人口は減ると思う」
「教職員の負担を軽減するなら全中自体、廃止した方がいい」
スポーツの全国大会を巡っては4月、宮城県の村井知事が都道府県の負担が大きいことを理由に「国体」、現在の国民スポーツ大会について「廃止も一つの考え」と発言。賛否議論を呼びました。
今年はオリンピックイヤー。様々な競技、そしてマイナー競技にも脚光が当たるなか、全国大会の規模縮小やマイナー競技の取りやめは本当に正しい選択なのか。そして、子どものスポーツ人口を支える学校の部活動は今後どうなっていくのか。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp
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