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「止めなかったのやばい」ミセス 新曲MVが炎上→公開停止&謝罪も…“違和感”指摘しなかったメンバーに高まる批判
2024年6月13日(木)17時34分 女性自身
ヒットソングを次々と生み出し、日本の音楽シーンを席捲するロックバンド・Mrs. GREEN APPLE(以下、ミセス)。だが、6月12日にYouTubeの公式チャンネルで公開された新曲「コロンブス」のMVが、“差別表現”だとして物議を醸している。
同曲は大手飲料メーカー「コカ・コーラ」のサマーキャンペーン「Coke STUDIO」のために書き下ろされ、現在放映中のミセスが出演するCMで流されている。なおミセスがコカ・コーラとコラボするのは、昨年のサマーキャンペーンに続いて2年目。
今回、問題視されているMVは、西洋貴族風の装いをしたメンバーが小島にたどり着き、島で暮らす先住民のサルと交流するストーリー。Vo/Gtの大森元貴(27)がコロンブスを、Gtの若井滉斗(27)がナポレオンに、Keyの藤澤涼架(31)がベートーヴェンといった偉人たちに扮している。
だが人力車をサルに引かせたり、メンバーそれぞれがピアノや乗馬、天文学をサルに教えたりする描写が。また、サルが「敬礼」をするシーンもあり、主従関係をうかがわせる内容となっていた。
「1492年に大西洋を横断した航海者のクリストファー・コロンブスは、アメリカ大陸を発見した人物として長らく英雄視されてきました。アメリカでは彼がバハマ諸島に到達したことを記念し、10月の第2月曜日に祝日『コロンブス・デー』が制定されています。
しかしコロンブス一団は先住民を武力で制圧し、植民地化によって多くの犠牲を出したことも事実。大量虐殺や過酷な労働を強いるなどして、先住民を全滅の危機に追い込んだとされています。
近年の米国では、’20年5月に白人警官の暴行によって黒人男性のジョージ・フロイドさんが亡くなったことをきっかけに、人種差別批判が高まっています。同時期にはコロンブス像を破壊する行為も米国各地で報告されており、歴史の認識は変化しつつあります」(社会部記者)
本動画の再生回数は、13日14時時点で90万回以上を突破。コメント欄では1万件を超える書き込みがなされ、《国際問題に発展するレベル》《これはアウト》と批判的な声が殺到していた。
■MVは公開停止、謝罪文を発表も制作意図の説明はナシ…メンバーへの批判も
そこで本誌は13日に、ミセスが所属するレコード会社「ユニバーサル ミュージック」の邦楽レーベル「EMI Records」と、日本コカ・コーラ株式会社に取材を申し込んだ。だが回答を待っていたところ、14時半ごろにMVが公開停止に。ミセスの公式サイトでは、次のような声明が発表された。
《6月12日にMrs. GREEN APPLEの新曲 「コロンブス」のミュージックビデオを公開いたしました。本映像はMrs. GREEN APPLEの所属レーベルであるEMI Recordsと所属事務所Project-MGA で制作いたしましたが、歴史や文化的な背景への理解に欠ける表現が含まれていたため、公開を停止することといたしました。当社における公開前の確認が不十分であり、皆様にご迷惑をおかけしたことを深くお詫び申し上げます》
その上で、《今後はこのような事態を招くことのないよう細心の注意を払い、皆様にお楽しみいただける作品をお届けしてまいります》と締めくくられていた。
この声明を報告したミセスのXアカウントには、《迅速な対応ありがとうございます》《適切な対応だと思います》と判断を支持する声が。また、《つまらないこと言った人許せない 素敵なMVだったのに》《良いMVだったのに残念 クレーマーの言い得みたいなことになってしまった》と擁護する声も。
だがいっぽうで、メンバーへの厳しい声も依然として寄せられている。MVは所属レーベルと所属事務所によって制作されたとのことだが、動画の概要欄では大森も「プランニングディレクター」に名を連ねていた。
そうしたことから、“完成までにメンバーが違和感を抱かなかったのか”と感じた人も少なくないようだ。また謝罪文では、制作の経緯や表現に関する意図の説明もなかったため、Xでは疑問視する声が上がっている。
《歴史的な認識がなかったにせよ、制作の意図が気になりすぎる》
《当然ミセスのメンバーもこのMVも自分の目で確認しているわけで、その過程でこのMVの異常さに気づかない時点で相当やばいですよ》
《どんな言い訳をしようとMrs. GREEN APPLEは、このMVに参画し、OKも出したんでしょ》
《大森氏などメンバーを非難するなってファンが言ってるけど、大森氏自らディレクションとして名前載ってる以上非難は避けられないと思うよ》
《周りの大人は止めなかったのか!←ごもっともだがミセスメンバー達も止めなかったのやばいだろ》
※6月13日20時34分追記
ミセスは、13日夕方、公式サイトを更新。「コロンブス」のMV制作の意図について次のように説明した。
《・年代別の歴史上の人物 ・類人猿 ・ホームパーティー ・楽しげなMV という主なキーワードを、初期構想として提案しました。類人猿が登場することに関しては、差別的な表現に見えてしまう恐れがあるという懸念を当初から感じておりましたが、類人猿を人に見立てたなどの意図は全く無く、ただただ年代の異なる生命がホームパーティーをするというイメージをしておりました》
また、制作時から配慮はしていたものの、配慮が足りなかったとして謝罪した。
《決して差別的な内容にしたい、悲惨な歴史を肯定するものにしたいという意図はありませんでしたが、上記のキーワードが意図と異なる形で線で繋がった時に何を連想させるのか、あらゆる可能性を指摘して別軸の案まで至らなかった我々の配慮不足が何よりの原因です》
《ただ、ある事象を、歴史を彷彿とさせてしまうMVであったというご指摘を真摯に受け止め猛省しております。この度は本当に申し訳ございませんでした。以後このようなことが無いよう、細心の注意を払い、表現することに対して誠実に、精進してまいりたいと存じます》
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]...以下引用元参照
引用元:https://news.biglobe.ne.jp/entertainment/0613/joj_240613_0129235293.html