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注目を集める東京都知事選挙について、時事芸人・プチ鹿島のコメントが称賛の的になっている。
プチ鹿島は芸人の肩書を持つ一方、日課の“新聞14紙読み比べ”から、ニュースコラムニストとしても活動中。本の執筆のほか、過去に『サンデーステーション』(テレビ朝日系)でコーナーを持つなど、堅苦しくないニュース解説で人気を集める。
【関連】東京都知事選「小池VS蓮舫」に失望 共感集めた堀江貴文氏、ブーメランの橋下徹氏 ほか
鹿島は5月31日、毎月最終金曜放送の『鈴木哲夫の永田町ショータイム』(BS11)にレギュラー出演。番組後半、都知事選にまつわる話題で、争点の1つとも指摘されている“自民党への是非”について、事実関係から違和感を述べた。
鹿島は「ワイドショーのコメンテーター見ても…蓮舫さんのこないだの記者会見ね」「『“反自民”とか“非自民”とかそんなの関係ないじゃん』とか結構言う人いるんですけど」と、出馬を表明した立憲民主党・蓮舫参議院議員に対する一部の批判に言及。
続けて「でも、『何でみんなすぐ忘れるの?』って」「小池さんが8年前に都知事選出た時って、『反自民』を1番ウリにしてた人じゃないですか」「むしろ政局をそのまま都政に持ち込んだのが小池さんで」と、現職の小池百合子都知事こそがこうした姿勢であったことを指摘した。
この発言は「確かにそうだった」と話題を呼び、Xには《100%非の打ち所の無い正論》《正直忘れてた! 確かにそうだった》《至極真っ当な事を言っているだけなんだけど素晴らしい》《「政局を都政に持ち込むな~」という蓮舫批判は全てブーメラン》といった、多くの賛同・共感が相次ぐ。
そして6月3日に局の公式YouTubeにアップされ、さらに拡散されることとなった。
「すぐ忘れる」コメントの眞鍋かをりとの差が鮮明に
これとほぼ時同じくして、鹿島のいう「ワイドショーのコメンテーター」そのものなコメントをして炎上したのが、2000年代に一斉を風靡したタレント・眞鍋かをりだ。
眞鍋は2日放送の『ワイドナショー』(フジテレビ系)に出演し、蓮舫議員が出馬会見で発した「自民党政治の延命に手を貸す小池都政をリセット」という「反自民・非小池」の方針を批判。
「蓮舫さんが出てきたことによって国政の構図が、そのまま都知事選にも流れてきちゃっているような感覚」「自民党の裏金問題で野党がワーって言うけど、別に文句しか言ってないのがもうウンザリって思ってるところに、『都知事選でもそうなるのか』みたいな」など、まさに鹿島の言う「何でみんなすぐ忘れるの?」というコメントをしたのだ。
しかし、鹿島のバズリで“思い出した”国民が多かった中とあって、眞鍋の発言は物議を醸す。
この騒動は本人の目にも入ったようで、鹿島は同日夜、眞鍋の発言を伝えるユーザーのポストを引用し、《へー、8年前に小池氏が「反自民」を掲げてメディアが「小池劇場」って興奮してたの何も覚えてないんだ。わざとならともかく》と皮肉っている。
「2016年の初当選時、小池都知事は自民党が支配する都議会を『伏魔殿』と呼び、敵対勢力に認定。都議会の実質的な支配者で『都議会のドン』と呼ばれた自民党・内田茂都議には特に厳しく、『自民都連はブラックボックス』と名指しで批判しました。当選後に都民ファーストの会、希望の党を相次いで設立させたのも、目的に『都議会・国会で自民党に変わる政党を作る』というドストレートな“反自民”を掲げていました」(政治アナリスト)
「反自民が~」「批判ばかり」と一部で批判されている蓮舫議員だが、自民党批判を支持に結びつけたのは、他ならぬ現職の小池都知事なのだ。
「このやり方は、小池都知事が2000年代に仕えた小泉純一郎元総理の手法。彼は邪魔者を抵抗勢力と呼んで敵認定することで、『改革に反対する悪者VS小泉改革』という二項対立を演出し、自分を正義のように映して高支持率に繋げました」(ベテランジャーナリスト)
都知事選は6月20日に告示、7月7日に投開票が行われる。小池VS蓮舫が盛り上がっているが、はたして結果は…。
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]...以下引用元参照
引用元:https://news.nifty.com//article/entame/showbizd/12311-3091012/