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神保町にある「さぼうる」は創業昭和30年。外国人客のお目当ては、日本生まれの洋食「ナポリタン」900円。昭和レトロな内装も人気の理由は…。店は遠藤周作さんなど文豪にも愛されていました。
■名物「特製ジャンボプリン」に外国人殺到
開店前から連日50人以上の外国人が詰め掛けるのは、昭和46年創業の老舗喫茶「ヘッケルン」です。
アメリカから来た人
「日本の文化や食事を体験したいんです」
サウジアラビアから来た人
「居心地が良いです」
「居心地が良いです。インテリアのデザインが昔ながらで素晴らしい」
カナダから来た人
「見た目が古くて日本を感じます」
昭和レトロな雰囲気に魅力を感じるという外国人。そんな店には、海外から注目されるデザートがありました。それは「特製ジャンボプリン」500円。その味を求めて、わざわざ海外からもやってくるヘッケルン名物です。
カナダから来た人
「アメイジング(驚きです)」
「こんなの、生まれて初めて」
外国人も絶賛する名物プリン。半世紀以上、変わらぬ味を守り続けるマスターの思いに迫ります。
大きさは一般的なプリンのおよそ2.5倍。昭和スタイルのやや固めのプリンは手作りしているため、最大でも一日に60個、昼前には売り切れ必至の激レアなプリンです。
台湾から来た人
「すごく柔らかいです」
サウジアラビアから来た人
「スバラシイ。オイシイ」
外国人が絶賛する激レアプリンのお味は…。
桝田沙也香アナウンサー
「おいしい。たまごの優しい甘みが広がります。カラメルは甘すぎず苦すぎない。絶妙なバランスでたまごのうまみを引き立てます」
サウジアラビアから来た人
「クリーミーで甘くて、とてもおいしかったです。サウジアラビアのプリンとは違いました。チーズケーキみたいでした。並んでも食べる価値がありました」
外国人の心をつかんで離さないのは、その味だけではありません。多くの外国人が一心不乱にカメラを向けるその先には、創業以来、プリンを作り続けている御年82歳、「ヘッケルン」のマスター・森静雄さんの姿がありました。
プリンをヘラで型から外すと崩れてしまうため遠心力を使って崩さずに外す、創業以来、変わらないマスターの独特なパフォーマンスも人気に拍車をかけました。
森さん
「(Q.どのくらい仕込んだ?)きょうはだいたい60(個)ぐらい。これ以上はきつい。でも作りだめはしない」
「(Q.仕込みは何時から?)(午前)5時20分」
「(Q.毎朝?)うん」
「(Q.大変ですね)大変って思ったら全部大変」
■吉永小百合さんも30年来の常連
いつ来ても変わらぬ味で客を喜ばせたい。そんな、ひたむきなマスターの姿に引かれてやってくる客の中には…。
森さん
「吉永小百合さん。何回も何十回も来てくださっている。このまな板いただいたよ」
「(Q.まな板、いま使っているもの?)そうだよ」
30年来の常連という吉永小百合さんから2年ほど前に贈られたまな板。マスターの宝物です。
それにしても、なぜ、ここ数年「ヘッケルン」に多くの外国人客が来るようになったのでしょうか?
台湾から来た人
「(Q.どうしてこのお店知った?)インスタグラムで、台湾の人がすごくおいしそうな動画を載せていて。その時から機会があったら、ぜひ食べたいなと思っていました」
オーストリアから来た人
「(Q.なんでここに来た?)インスタグラムで見たから」
SNSに上げられたジャンボプリンの映像が世界中に拡散され、今では、外国人客が殺到するようになったといいます。
昔から訪れる客と新たな外国人客に寄り添う昭和レトロの喫茶店は、令和の時代になっても、オフィス街で、生き続けていました。
■門外不出のナポリタン…マスターも魅了された一人
東京・神保町にある外国人に人気の昭和レトロ喫茶「さぼうる」。そこだけ、昭和のまま時が止まったかのような、独特なたたずまいが人気の喫茶店です。ここにも、外国人の姿がありました。
外国人客のお目当ては、定番のメロンやブルーハワイに加え、イチゴ・レモン・オレンジ・ブドウ・カルピス。七色の「クリームソーダ」です。
そして、もう一つ…。
韓国から来た人
「ここはナポリタンが有名なので、一度食べてみたかったんです」
日本生まれの洋食「ナポリタン」900円です。「さぼうる」のナポリタンは、ベーコンにボローニャソーセージ、マッシュルーム、玉ねぎ、ピーマンと具だくさんでボリューミーな一品です。
韓国から来た人
「めっちゃおいしいです。めっちゃうまい。韓国のナポリタンはちょっと辛いんですが、日本のナポリタンは老若男女が食べられるように辛くなく、少し甘いです」
桝田アナ
「トマトソースの酸味と甘みのバランスが絶妙でおいしいです。昔懐かしいコッテリした“The ナポリタン”ですね」
4代目マスターの伊藤雅史さん(40)。実は20年ほど前、このナポリタンに魅了された一人です。
伊藤さん
「ナポリタンを食べた時においしくて、『(ここで)働きたいな』って思って。ちょうどアルバイト探していたので、大学生のころです」
「(Q.ナポリタンに衝撃を受けて?)そうですね。衝撃を受けて。おいしいなって、これを作れるようになりたいなって。その場で面接してもらいました」
伊藤さんの熱意が伝わったのか即採用となりましたが、思わぬ誤算がありました。
伊藤さん
「僕はキッチンには配属されなくて、『ホールとしてなら働けるよ』っていうことで。まずはそこからやってみてくれるかいっていうことで働き始めたんですけど、そのままずっと(ホール)で…。(ナポリタンは)今も作れません」
熟練したキッチンスタッフだけが作れる門外不出のナポリタン。そして、もう一つの看板メニューが生姜焼きです。
ポルトガルから来た人
「ポルトガルにも似た料理はありますが、これほど甘くありません」
男性が日本の生姜焼きとよく似ていると話すのはポルトガル料理の「ビファーナ」です。パプリカ、ニンニク、唐辛子などで味付けをしたピリ辛テイストなんだとか。一方、店の生姜焼きは国産にこだわったやや厚切りの豚肉をしょうゆベースのタレで炒め、たっぷりの玉ねぎが甘さを引き立てます。
ポルトガルから来た人
「いいね。豚肉がおいしい」
歴史ある喫茶店で食べた生姜焼きに感動したジョアンさん(70代)は帰国後、豚肉を使ったポルトガル料理の動画を送ってくれました。豚肉をアサリのスープで炒めた郷土料理です。
■さらなる広がり…日本人作家が愛した味を体験したい
なぜ今、外国人観光客に昭和レトロな喫茶店が愛されているのでしょうか?
フィリピンから来た人
「カワイイデス。よくあるカフェと違って古めかしい雰囲気に引かれました」
韓国から来た人
「韓国人は日本の歴史的なものがとても好きです。日本の感性がとても好きなんです」
この店もSNSがきっかけで人気となったのですが、こんな理由で来店する外国人もいます。
イギリスから来た人
「村田沙耶香さんのインタビューを見て来ました。彼女のインタビューで『さぼうる』で本を書くのが好きだと言っていたんです」
芥川賞作家の村田沙耶香さんも通う「さぼうる」は遠藤周作さんや逢坂剛さんなど、数々の小説家らが度々、訪れた名店です。今、海外でも知られる日本人作家が愛した味を体験したいと訪れる外国人。昭和レトロ喫茶店ブームは、さらなる広がりを見せていました。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp
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