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「真夏日」続出 暑さ対策“屋上にも変化”熱を宇宙に逃がす新素材も 【サタデーステーション】(2024年5月18日) -芸能ニュース/炎上まとめ

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18日、サタデーステーションが向かったのは、浅草です。

報告:白鳥宏亮ディレクター
「大きな掛け声とともに神輿がきました。みなさんスマホを片手に多くの人が撮影をしています。熱気がすごいです」

報告:小林匠
「浅草の浅草寺です。三社祭でたくさんの人が集まっています」

人の群れの中心には金色の神輿。その後ろを人が波のようになって付いていきます。浅草を熱気に包んでいたのが、例年180万人もの人が押し寄せる、江戸三大祭りのひとつ「三社祭」です。18日の都心の最高気温は平年よりも5度高い28.8度。今年1番の暑さとなりました。そんな中、今年から始まったのが、子どもが担ぐ神輿、「子之宮」(このみや)です。祭りの楽しさや、神輿を担ぐ意義を知ってもらうため、始めたといいます。

参加した小学5年生
「冷たい飲み物を少したって飲んだらめちゃめちゃぬるくてびっくりしました」
参加した中学2年生
「扇子や飲み物とか、あとは塩分チャージ」

正午からは100基もの町内会の神輿が街中を練り歩き、さらなる熱気に包まれます。

千葉から来た観光客
「マジ暑い。黒だからマジ暑い」

千葉から観光に来た浴衣姿の2人。あまりの暑さに、まずアイスを購入しました。

千葉から来た観光客
「デカいの来ましたよ」

浅草観光の目的の1つであった浅草寺へと向かうと…

千葉から来た観光客
「(みこしが)ずっと通る感じか」

今度は神輿で足止めされ、お参りは断念することに。

千葉から来た観光客
「せっかく来たのに。暑い」

18日は全国的に季節外れの暑さとなり、大分県日田市では全国で最も高い32.6度を記録。全国914地点のうち、55地点で真夏日となったほか、25度以上の夏日となった地点も633地点で、今シーズン最多となりました。5月後半も全国的に気温は高く、平年よりも2度前後高い予想になっています。去年は統計開始以来、最も暑い夏となりましたが、今年の夏はどうなるのでしょうか?

藤枝知行 気象予報士
「今年の夏も太平洋高気圧が例年よりも強い予想が出ています。去年に匹敵する、もしくはそれ以上の暑さになる可能性も考えられます。災害級の暑さに警戒が必要となりそうです」

18日には、思わぬ暑さで急きょ対応に追われることになったイベントがありました。今年初めて5月開催となった、第10回いせはら芸術花火大会。

報告:水野正路ディレクター
「花火大会の会場に来ました。手元の温度計は29度、日向にいるだけで汗が止まりません」

1週間ほど前に、大会当日が暑くなるという予報を知った主催者側は…

いせはら芸術花火大会 実行委員長 柏木貞俊さん
「例年ですと、日傘やテントを皆さんかなり持ち込まれるんですけど、今年は暗くなるまで使用していてもいいよ、というスタンスに変えています」

他にも長袖のスタッフジャンパーを、シールを貼るだけに変更。熱中症対策を呼びかける画像も前日に完成。できる限りの対策を積み重ねて大会本番を迎えました。一方、暑さ対策で、屋上にも変化が起きていました。18日、千葉県内の住宅で塗られていたのは、屋内への熱の進入を抑える「遮熱塗料」です。

暑さ対策で屋根を塗装した石川雅浩さん
「屋根が鉄板なんですね。夏になるとものすごい熱で暑くなっちゃうんですよね」

今回使われた、日本ペイントの塗料「サーモアイ」は、通常の塗料の1.2倍ほどコストがかかりますが、屋根の表面温度を10度から20度下げることも可能だといいます。遮熱塗料の市場規模はこの3年で3割近く増え、2023年度には158億円に。暑さ対策の新たな選択肢として、存在感を増していきそうです。

東京都内でも、屋上で、暑さ対策の実証実験が始まりました。

報告 仁科健吾アナウンサー
「うわ、屋上真っ白ですね!眩しいっ!」

東京都交通局が5月から品川の営業所の屋上に張った白いシート、放射冷却素材の「SPACECOOL」。95%以上の熱を宇宙に逃がすことが可能で、世界最高レベルの冷却性能を持つと言います。実際に触ってみると…

報告 仁科健吾アナウンサー
「あっ、全然熱くないですよ。えっ、ちょっとひんやりしてるくらいですね」

サーモグラフィーで周辺との温度差を見てみると…

報告 仁科健吾アナウンサー
「15度前後差があります。シートがない部分だと40度以上、シートの部分だと25度前後です」

周辺の屋根や道路と比べても、温度が低くなっているのがわかります。

東京都交通局 デジタル技術活用推進担当
「室内に熱が伝わりにくいので、冷房などの電力の削減効果が上がるのではないかと期待しています」

同じ素材を使ったテントの中では、一般的なテントと比べて、体感温度が10度下がったとのデータもあり、来年の大阪・関西万博でも、パビリオンの屋根に使われる予定。掃除などのメンテナンスも不要だと言い、東京都交通局は、5月から9月までの電力使用量を以前と比較して、その効果を確認する予定です。

記録的な暑さに伴い発生するのが異常気象です。世界では今週も大規模災害が起きています。アメリカ・テキサス州では16日、暴風雨が街を襲い、一時、100万件が停電。少なくとも4人が死亡しました。

藤枝知行 気象予報士
「現在、日本を含む北半球で極端な気象現象を起こしている原因は、編西風の蛇行です」

地球温暖化の影響で、北極と赤道付近の気温の差が縮まり、偏西風が南北に大きく曲がっていると言います。この偏西風の蛇行が、さまざまな気候変動をもたらしているのです。

藤枝知行 気象予報士
「カナダでは山火事が発生していますが、現在、偏西風がカナダの北に盛り上がっている状況です。そうなると、カナダ付近では熱が蓄積しやすくなって、干ばつによる山火事などが起こりやすくなる」

今後、日本は梅雨シーズンに入りますが、大雨などに警戒が必要になります。 (C) CABLE NEWS NETWORK 2024
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp

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