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起きたら「押さえ込まれていて…」被害者語る犯行の一部始終“緊縛強盗”4県で相次ぐ【報道ステーション】(2024年5月14日) -芸能ニュース/炎上まとめ

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福島県南会津町で14日未明、住宅に複数の男が押し入り、60代の女性が体を縛られて、現金を奪われる事件が発生しました。ここ2週間、同様の手口による緊縛強盗事件が群馬・栃木・長野と相次いで起きています。

■未明に手首縛り…今も逃走中

1人で暮らしていた60代の女性が襲われました。寝室で寝ていたところ、テープで手首を縛られたといいます。犯人が立ち去ると自力で抜け出し、助けを求めました。

被害者のいとこ
「トントンと戸をたたく音がして、いとこ同士だから助けを求めにきた。びっくりして、震えながら『助けて』って来た。いきなり部屋に(男らが)入ってきて『騒ぐな』って感じで、テープでやられた。(Q.顔もテープ)そう。全然見ていない。ただ、何か刃物だか何だか分かんないけど、ほっぺに当てられたと」

捜査関係者によると、男らは「カネ、カネ」などと、たどたどしい日本語で金を出すよう要求したということで、外国人の可能性もあります。現金1万数千円を奪って逃走しました。

被害者のいとこ
「(Q.被害者は鍵はどうしていた)鍵は全部してあった。(Q.どこから押し入られた)後からおまわりさんに聞いた話は、裏からガラスを破ったそうです。帰りは玄関の戸が開いていて、堂々と玄関から出ていったそう。いとこ(被害女性)が言うには『2人かな』と。土足で上がって、帰りに砂利道だから、砂利の音で帰ることが分かったと」

体の自由を奪い金品を強奪する、いわゆる“緊縛強盗”が、この半月で4件と相次いでいます。気になるのは、福島・栃木・群馬・長野と県境を越えた事件なのに、警察が関連を調べていること。現場には共通点がありました。空から見ると、いずれも山あいで、ぽつんと1軒家のように見えるところが目立ちます。

■被害者が語る犯行の一部始終

4つの緊縛強盗で、最初に起きたのは先月30日、栃木県日光市の事件。1人で暮らしていた75歳の男性が、就寝中に襲われました。男性は自宅にあったネクタイで手足を縛られ、頭を殴られるなどの暴行を受けたといいます。現金3万4000円の入った財布が奪われました。押し入った男は20代くらいの2人組。「金を出せ」などと話す言葉は片言の日本語で、2人で会話する時は外国語だったといいます。

今月6日には、長野県松本市で、2人の男が50代男性に刃物のようなものを突き付けて、体を縛り、現金十数万円を奪って逃走しました。4件の緊縛強盗のうち、この家だけは1人暮らしではありません。90代になる男性の父親も自宅にいましたが、すでに寝ていたので犯人とは出くわしていないといいます。

すぐ近くにある空き家では、タンスなどが荒らされていましたが、盗まれたものはなかったといいます。襲う家を事前にピンポイントで決めているわけではないのかもしれません。

3件目は今月8日、群馬県安中市。襲われた男性(70)が取材に応じてくれました。

緊縛強盗の被害者
「そこからガラスを割って入ってきた。寝ていたら起こされたようなもの。(Q.気付いたら馬乗りみたいな形)ひざがあった。こっちが動けないように押さえ込んでいた。30分くらいいたんじゃないか。乗っかってアザになったんだから。(Q.2人のうち1人がずっと乗っていた)うん。(Q.犯人がしゃべった言葉は)『騒ぐな、殺すぞ』さ。(Q.その時、手に何かを持っていた)ナイフ。包丁というか。ああ、殺されるなと」

押し入った2人の男は、男性の手を縛っただけではなく、粘着テープを顔に貼り付け、目隠ししたといいます。そして、現金約8万円を奪いました。

緊縛強盗の被害者
「(Q.犯人の特徴は)若いよ。二十歳にいったかいかないか。(Q.外国人っぽい)うん。俺はそう感じた。真面目に働いてもらいたい。年金暮らしだから、こっちは」

4つの事件は犯行の時間帯にも共通点があります。いずれも真夜中から未明にかけて発覚しました。長野での事件をのぞく、被害者3人は1人暮らしで、眠っていたところを襲われています。

警察はすでに栃木・長野・群馬で共同捜査を始めていて、14日に起きた福島の事件についても関連を調べています。

■“闇バイト”の可能性は?

元埼玉県警捜査1課の佐々木成三さんに聞きました。

(Q.共通点が多いですが、同一犯の可能性は考えられますか)

佐々木成三さん
「場所はいずれも山間部であり、被害者の傾向や緊縛の手口がよく似ていることなどから、同一犯の可能性が高い。山間部だと夜間は街灯がついておらず、防犯カメラの数も圧倒的に少ない。強盗するために事前に地図を見て、そのような場所を意図的に選んだのでは」

(Q.広域での強盗と言うと“ルフィグループ”のような“闇バイト”が思い出されるが、その可能性はありますか)

佐々木成三さん
「闇バイトに絡む強盗事件では、犯人グループは資産家の個人情報をまとめた“闇リスト”を持っていて、そこから対象者を選ぶなどしていた。今回はその傾向が見られず、リスクを第一に考えて捕まらない場所を選んでいるので、同様の闇バイトの可能性は低いのではないか。最近は“地方型の犯罪”が増えてきた。山間部でも街灯や防犯カメラを設置するなど、対策が必要な時代になってきた」
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp

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