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■養殖業者の驚き 川で釣れたニジサクラ
先月から、山形県内の川で相次いで釣りあげられている謎の魚。サケの仲間「サクラマス」かと思われましたが…。
地元で養殖業を営む長南佳佑さん
「顔が全然違いますね。サクラマスはキリッとしているが、ニジサクラはニジマスのように優しい顔をしている。体型も頭がちょっと小さくて、体がズンドウ。魚を知ってる釣り人だったらすぐ分かる」
この魚は、山形県がサクラマスとニジマスを人工的に交配させて開発したご当地サーモン「ニジサクラ」。サクラマスの美しい身の色とニジマスの育てやすさを併せ持ち、適度に脂がのった上品な味わいが特徴のブランド魚です。
しかし、本来養殖場にしかいないはずのニジサクラが川で釣れたことに、養殖業者は驚きを隠せません。
長南さん
「ニジサクラは養殖で育てられている魚で、自然界には存在するはずのない魚。川で釣れたということは『これ、どうなってんだ』と」
■放流された場合 生殖不能も自然への影響は
実は、ニジサクラの生産や飼育を担う山形県水産振興協会が放流していたことが判明しました。
山形県水産振興協会
「去年12月、ニジサクラの余った幼魚約1000匹を鶴岡市の川に放流しました」
協会は「養殖業者から引き取りのキャンセルがあり、余ったニジサクラがそのまま成長すると、水槽がいっぱいになる恐れがあったため川に放流した」と説明しています。
人工的に作られた魚について、以前、水産庁は放流しないよう要領を定めていましたが、おととし廃止しました。一方、山形県のマニュアルでは自然界に流出しないよう求めています。
山形県水産振興協会
「独断で問題ないと判断した。県に意見を求めるべきだった。認識が甘かった」
今回の事態に、山形県の吉村美栄子知事は4日、次のように述べました。
吉村知事
「ニジサクラのブランド化を進めていくうえで、不適切な対応であったと大変残念に思っております」
ニジサクラには、生殖能力はありませんが、放流された場合の自然界への影響は分かっていません。
長南さん
「魚たちは悪くないんですよ。せっかくおいしい魚なのに悪いイメージが付いて。せっかく積み上げてきたものが、全部崩されたイメージになった。悔しい気持ちと悲しい気持ちと入り交じって」
山形県は、川でニジサクラと疑われる魚を捕まえた場合には、再び放流せずに連絡するよう呼び掛けています。
(「グッド!モーニング」2024年4月11日放送分より)
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