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1日、入社式を迎えた『サカイ引越センター』。昨年度よりも多い400人を採用しています。
新入社員
「ドライバーになることを目指しています」
新入社員
「(Q.2024年問題について)効率よく回っていかないといけない。会社の人たちと協力して回っていけば、少しでも解決に近づいていくと思う」
雇用者側は、ドライバーの時間外労働を、目安として月80時間以内に制限しなければなりません。ただ、荷物の量は、これまでと変わらないため、いま以上にドライバーを確保する必要があります。大量の家財を運ぶ引っ越し会社にとっても状況は同じです。この会社では、今年度に備えて賃金のベースアップや、免許取得を支援する制度などで、人材確保に努めてきました。
サカイ引越センター人事部・齋藤絢子係長
「どうしても人が商品の会社になるので、人がいないと成り立たない業界。そもそも採用活動にずっと積極的に取り組んできた結果が、いま、この新卒採用につながっているかなと考えている」
一方、2024年問題の解決策として期待されている輸送方法が、コネクトエリア浜松という場所で行われています。
駐車場に止まったのは、大阪から来たなにわナンバーのトラック。支柱を出して、コンテナを切り離します。そして、別のトラックが運んで来たコンテナと連結。これが“中継輸送”という方法です。関東からのトラックと、関西からのトラックが合流して荷物を交換。これにより、日帰りで出発地に戻ることができます。
1台で関東、関西間を往復する場合は、最低でも途中で1泊することが必要です。その間は、荷物を運ぶことはできません。しかし、中継輸送なら1泊分のロスがないので、より多くの荷物を運べる可能性があります。さらに、ドライバーの長時間労働も避けることができます。
トラックドライバー
「前までは、僕は長距離ドライバーとしてやってたんですけど、これをやり始めて、ほんと毎日帰れて、体もすごい楽。帰ってからも嫁さんとコミュニケーション取るようになって、よかったと思う」
トラックドライバー
「その日に、そのまま家に帰れるのは、やっぱり一番のメリット。ほかのドライバーを含めて、運送業界としてはありがたいんじゃないか」
ただ、長く働いて、収入を得たいという声もあるといいます。
トラックドライバー
「勤務時間が減る長距離の人は、行って帰って来る運行が減る。給料3~4万円下がる、働けなくなるので」
トラックドライバー
「稼ぎたい人と休みたい人って、絶対、半々いるので、その個人がどっちなのかは、みんな分かれているので難しい」
中継輸送の拠点をネクスコ中日本と共同運営している運送会社には、駆け込みで利用の問い合わせが来ているそうです。
遠州トラック営業戦略室・松尾健次長
「長距離送ができなくなるという問題に着手するタイミングが遅れたと。この業界全体で取り組んでいるところです。働いた分だけ稼げるという業界でも過去はあった。いま、2024年で規制がかかるので、月間80時間という残業規制がかかる。それ以上、働けないというところでは、逆にもっと稼ぎたいという意見が、実は多い」
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp
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