マイナス金利解除…どうなる住宅ローン？円安も影響…夢のマイホーム「高嶺の花に」【もっと知りたい！】【グッド！モーニング】(2024年3月21日) -芸能ニュース/炎上まとめ

■購入希望者…金利上がるのではと不安

　都内にあるハウスメーカーには20日、マイホームを建てようと土地を探す親子が訪ねていました。

株式会社アース　橋本雅志社長
「土地がまず気に入るかどうか。土地が気に入ったら、建物を含めてどう造るか」

　新婚の花山亜弥さん（28）。夫婦の第1希望は、生まれ育った江戸川区内。しかし、将来金利が上がるのではと、不安を感じています。

花山さん
「住宅ローンは今すぐの支払いじゃないから、将来的にはすごい不安がある。家を今買える額で買うと、どんどん今後がつらくなる」

　この日探していたのは、江戸川区内と川を挟んだお隣の千葉県市川市内の土地。予算は土地と建物合わせて5000万円です。

花山さん
「これをもうちょっと“狭小”にして、値段を抑えるとなると」

橋本社長
「もう少しコンパクトにしていく」

　実際に現地にいってみると、千葉県内でトップクラスの人気を誇る本八幡駅から徒歩10分。敷地はおよそ26坪・85平方メートルありますが、土地は「旗竿（はたざお）地」と呼ばれる道路に接する部分が細長い土地です。

橋本社長
「こちらの部分が、ほとんど車の置けるスペースで。ここから先が家を建てられるスペース。土地を見ると一瞬コンパクトに見えるが、実際に建つとそんなこともない」

　価格は土地が3500万円。建物は3階建てのモデルプランで2200万円から。江戸川区内を諦めたとしても、700万円の予算オーバーです。

花山さん
「ちょっと奥まって囲まれている。暗いと思ってたが、全然そんなことなさそうで気に入った。価格次第では100％買いたい」

　狭小住宅とは実際にどんなものか。モデルルームを見せてもらいました。

　玄関を開けると、いきなりキッチンがあります。その奥にダイニング、和室がありました。

　2階のバスルームはシャワーのみのシンプルさ。また、和室の畳の下は収納になっていました。

橋本社長
「コンパクトな暮らしが今後、金利のところも含めて、いろんな問題に対して柔軟に解決できる暮らし」

■住宅展示場を訪れていた人も…不安を口に

　19日、日銀が17年ぶりに利上げに踏み切ったことで今後、住宅ローン金利が上昇することが予想されます。

　さらに、植田総裁が利上げを急がないとの考えを示したことから、円を売る動きが進み、1ドル151円台後半になりました。

　花山さんは当初、住宅ローンは変動金利を考えていましたが、固定金利にすることも考えているといいます。

　20日、住宅展示場を訪れていた人も不安を口にします。

40代
「今まで変動型が主流だと思ってた。固定にする可能性もあるな。ちょっと考えていかないといけない」

30代
「これからローン申請するところ。どう影響がくるのか、怖い」

　住宅の購入は、待った方がいいのでしょうか。専門家は、次のように話します。

住宅ジャーナリスト　山下和之さん
「住宅ローンの金利が上がることが最大のポイントで。円安が進んでいくことになれば、住宅価格が上がることを、住宅価格の上昇に一層拍車がかかることは間違いない。価格の上昇と金利の上昇のダブルパンチで、住宅は高嶺（たかね）の花に」

（「グッド！モーニング」2024年3月21日放送分より）
[テレ朝ｎｅｗｓ] https://news.tv-asahi.co.jp