東日本大震災から13年　各地で追悼の灯　能登の被災地へも想い寄せる(2024年3月12日) -芸能ニュース/炎上まとめ

　津波で、児童と教職員が犠牲になった宮城県石巻市の大川小学校では、震災当時の在校生の数と同じ108本の竹灯籠にあかりが灯されました。

次女を亡くした男性
「自分の子どもは11歳で亡くなっているので。13年短いですよ。あっという間の13年だったなと思う」

妹を亡くした大川小の卒業生
「妹を含むここに通っていた子どもたちや先生方が亡くなった場所で、震災直後の悲惨な状況から考えると、こういうあたたかな場所になるとは当時、想像もつかなかった」

　灯籠の間には、訪れた人たちから寄せられたメッセージを貼りつけたキャンドルが並べられています。

　「3.11を忘れない」や「日常生活が早く戻るように」などに加え、今年は「能登の方も癒されますように」といった能登半島地震の被災地へ寄せたメッセージも見られました。

　岩手県釜石市でも、およそ1200個の竹灯籠にあかりが灯され、参加した地元の住民らは犠牲者に向け手を合わせました。

釜石市在住の女性
「胸がぎゅってなりますね。改めて犠牲者の皆さんを追悼したい」

　福島県双葉町では震災と原発事故の資料などを展示している施設で、およそ1000個のキャンドルが灯されました。

南相馬市出身　祖母を亡くした男性
「ここ数年、大きい地震が続いていますけど、『自分たちが小さい時も大きな地震が地元であったんだよ』って（子どもたちに）伝えていきたいと思う」

　会場では追悼花火も打ち上げられ、集まった人たちは夜空を彩る花火とキャンドルの明かりに鎮魂の祈りを捧げました。
[テレ朝ｎｅｗｓ] https://news.tv-asahi.co.jp