#shorts 「触らないで！」“六価クロム”ネコ どこに逃げた？　失明の恐れも -芸能ニュース/炎上まとめ

■六価クロムまみれネコで緊迫

　防犯カメラが捉えたのはネコ。足跡もはっきり見て取れます。このネコを巡り、前代未聞の事態となったのは広島です。

　点々と残るネコの足跡。有害物質「六価クロム」槽に落ちたネコが行方不明となり、市が注意喚起する事態となっています。

■“六価クロム”ネコどこに逃げた

　ネコが逃走したのは広島県福山市にある金属工場。有害物質である六価クロム槽に転落しました。ネコはそのまま逃げ、市が絶対に触らないよう注意を呼び掛けています。

　有害物質の六価クロムは触ったり吸い込んだりすると炎症が起きる恐れがあり、触れた手で目をこすると失明する可能性があるということです。1970年代には土壌汚染などが問題となり、健康調査も行われています。

　どのように、この事態は明らかになったのでしょうか。

　3月11日午前7時ごろ、六価クロム槽からネコと思われる足跡を発見。監視カメラで確認したところ、3月10日夜9時半ごろ、工場の外へ逃げるネコの姿が撮影されていました。ネコが小走りで横切っていきます。濡れているのでしょうか、足跡が付いています。別の映像でもネコが走る様子が映し出されています。

　3月11日午前8時半ごろ、工場から警察に連絡。さらに、市にも通報されました。

■失明恐れも…黄色や赤褐色

　ネコが逃げてから、もう少しで24時間。ネコはどの程度逃げ、どういった場所にいる可能性があるのでしょうか。

動物研究家　パンク町田さん
「（Q.行動範囲は？）イヌほど広くはないので、そのネコ本来の寝床からそんなにずれた所には行かない。最高に遠くても1キロ以内」

　六価クロムは黄色から赤褐色のため、ネコもその色をしている可能性があります。強酸性のため皮膚や粘膜を炎症させる恐れがあり、福山市は絶対に触らず、警察に連絡するよう呼び掛けています。

　ネコを見つけた場合、どうすればいいのでしょうか…。

動物研究家　パンク町田さん
「具合の悪そうなネコや、目をつむりがちなネコを見掛けたら通報。人間に有害なものは大抵ネコにも有害。基本的には同じ哺乳類。似たような症状がみられると思う」