「20年で億を達成」“株価4万円”目前で高まる投資熱 子供の投資教室も参加者急増【サンデーステーション】(2024年3月3日) -芸能ニュース/炎上まとめ

■「この先億り人も」歴史的株高で投資熱“沸騰”

（佐々木一真アナウンサー）「東京ドームシティでは、投資戦略に関するイベントが開催されます。会場前、ご覧のように100人ほどが列をつくる盛況ぶりです」
この週末、開催された日本最大規模の個人投資家のためのイベント。
（佐々木一真アナウンサー）「会場の中へと入ってきました。中はご覧のようにすごい混雑ですね。いま多くの方が投資に関心を持っていることがうかがえます」
いま、日本の株が好調です。おととい1日、日経平均株価は一時、3万9990円まで上昇。史上初の4万円まであと10円に迫りました。この株高の恩恵を受けたという男性は…
（個人投資家（50代））「こんな感じで」
（佐々木一真アナウンサー）「プラスの利益だけで…すごい額ですね」
（個人投資家（50代））「そんなことはないです。まだ行くんじゃないかと思っています」
（個人投資家（40代））「いま、チャンスなので勉強して（投資を）やりたいなと」
Q.目標金額は？
「億を目指してやっていきたいですね」
このイベントの目玉は、著名な投資家が多数参加していて、その生の声が聞けるということ。
（投資家上岡正明さん）「『日経平均5万円！？バブル相場で億を稼ぐ方法』ということで。ここから先、たくさんの“億り人”ですよね。株式投資でFIRE（経済的自立・早期退職）しましたとか、億を稼ぎましたという投資家も出てくるんじゃないかと思っています」
（佐々木一真アナウンサー）「みなさん真剣な表情です。メモを取りながら講演を聞く人の姿も見られます」
今年は、去年を上回る4500人以上の個人投資家らが来場したといいます。高まる投資熱の要因の1つが…
「こちら特に人気を集めているのが、“新NISA”に関する講演ですね。かなり広い会場なんですけども、ほとんどの座席が埋まっていますね。立ち見をする方がいるほどの人気ぶりです」
今年から始まった「新NISA」。株式投資などで得た利益を一定の範囲内で非課税とする制度が、さらに拡充されたのです。
（投資家DAIBOUCHOUさん）「成長投資枠を7倍にして、つみたて投資枠を3倍にするという、そういうイメージですね。億を達成する。20年間でですね。決して無理のない範囲かなとは思っております」

「新NISA」がスタートしたことで、若い世代を中心に投資を始める人が増えています。
（個人投資家（30代））「いま、円安で円の価値が下がっているじゃないですか。貯金だけしていても日本円に全投資しているという意味になっちゃうので、「新NISA」でインデックス投資というか投資信託みたいなのを買うのはめちゃくちゃいいと思います」
（学生（19））「自分は学生です。最初は本当に1万円とかからスタートして、自分でバイトとか色々しつつ、いまは100万円くらいで回しているという感じです」

■株価4万円前祝い!?個人投資家の本音は

イベント後の交流会では、日経平均株価の4万円突破を早くも前祝いです。
（投資家テスタさん）「おめでたい時にはニコニコにっこり、笑って楽しんで行きましょう！日経平均株価、無事月曜日に4万円達成！おめでとうございます！乾杯！！」
お祝いムードの一方で…
40年の投資歴を持つ、元プロ棋士で、株主優待と配当で生計を立てていることで知られる、桐谷さんは―
（投資家・元プロ棋士桐谷広人さん）「私の経験から言うとですね、やっぱり高くなった後は下がるんですよね。何倍にもしようと思って、ギャンブル的な投資は危ないからやめた方がいい。業績がいいけども安く放置されて、いい配当いい優待を出している会社がいくつもありますから。いい会社に資金を提供してね、それで、新しいアイデアで技術革新をしてもらう、そのために株式会社というのがあるわけですから、株式制度がですね」

■参加者4倍の年も子どもの“投資教室”人気

この歴史的高値で“株”に興味を持ったのは大人だけではありません。
（キッズマネースクール講師王蓉暉さん）「実は分散するとリスクを軽減できるのが投資の一つの方法。分散するということをきょう覚えていってほしいです」
名古屋市内のビルの一室で開催された「キッズマネースクール」。きのう2日は、6歳から14歳までの7人が参加しました。株取引の仕組みをゲーム形式で楽しみながら学んでいきます。
「この中に紙の1000円が入っています。これで株を買ってきてください。あちらに証券会社があるのでそちらで株券にかえてきてください」
子どもたちは与えられた資金で4つの架空の会社の株式に投資。株価に影響を与えるようなイベントが発生します。
「新商品をつくり売れ行き好調、株価上昇、プラス10円上がる」
「店の前で道路工事。商品を販売できず株価が下落。マイナス20円」
キッズマネースクールの参加は2回目という小学2年の高希くん（8歳）です。結果は…
（キッズマネースクール講師王蓉暉さん）「2位が、高希君。プラス270円でした」
（高希くんの母）「もうちょっといけると思った？」
（高希くん）「1000円くらいはプラスにしたかった…」
主催団体はこうした教室を全国各地で開催していて、ことしは過去最多のおよそ1万人の参加を見込んでいます。特に2022年以降、参加者が急増。この年は前の年のおよそ4倍に増えたといいます。主催団体は2年前、高校の家庭科で金融教育が必修になったことが理由の1つだとみています。
（キッズマネースクール講師王蓉暉さん）「以前はギリギリまで埋まらなかったが、今回は割と早い段階でスパンスパンと予約を入れてくださって、実は入れなかった方もいらっしゃるのでまた追加開催しますし、すでに4月の予約も半分は埋まっている形にはなっています」
参加した高希くん。スクールを終えると…
Q.何を調べているの？
（高希くん）「株」
（高希くんの母）「これをもらったからこれを調べたいんだって。森永製菓株式会社でしょ?」
2位の商品としてもらったお菓子を製造するメーカーの株価に興味を持ったそうです。
（高希くんの母）「どうする？投資家デビューする？」
（高希くん）「投資家はやりたいよ」
Q.将来？
（高希くん）「今もやりたいよ。まぁ子どもでもできるからね」

3月3日『サンデーステーション』より
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