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地震調査委員会・平田直委員長:「現状では、まだ震度4ですので、改めて過去の活動と今回の活動を比較して、今後も震度5弱の(発生につながる)活動が、数週間から1カ月くらいは続く可能性があると評価した」
1カ月は続くとされた地震活動。過去のものと共通するキーワードが『スロースリップ』です。
千葉県沖は、複数のプレートが複雑に入り組む形をしていて、そのところどころが、ゆっくりずれて動くのが、スロースリップ。2年から6年の間隔で起きていて、2018年には、スロースリップが始まった約1カ月後に
、最大震度5弱の地震を観測しています。
今後、さらなる大地震が起こる可能性があるのでしょうか。
京都大学防災研究所・西村卓也教授:「スロースリップがどんどん続いていくと、周りには、その分、負荷がかかる、ストレスがかかると考えられる」
今回、スロースリップが起きたところとは別の場所に100年以上動きがない“固着域”と呼ばれる部分があるとみられています。この固着域が、大きくずれ動くと、関東大震災のような大災害につながるのですが、今回のスロースリップによって、その固着域に負荷がかかる可能性があります。
ただ、西村教授は、こうも指摘します。
京都大学防災研究所・西村卓也教授:「房総半島の先端部でずっと固着しているところは、過去の地震活動みると、だいたい200~400年くらい、ずっと固着していて、そのくらい限界に達しないと、断層のずれ、地震はおきない。いま、まだ100年しか経っていないので、すぐに大きい地震につながる可能性は、比較的、低い。スロースリップのような現象が起こっているときは、ぜひ、身の回りの備えを点検していただきたい」
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp
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