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ロシアによる攻撃から逃れるため、2022年4月、家族と暮らしていたウクライナ東部ハルキウから避難してきたレナさん。日本での生活をこれまで番組では度々、紹介してきた。
支援者・佐藤裕さん
「また笑顔で会いましょう」
レナさん
「あなたは一番大切な人、家族ですから」
一時的な滞在先となっていた、群馬県・富岡市の佐藤さん一家に見送られ、去年6月、レナさんのことを知った、熊本県にある、動物病院の院長のもとで動物看護師を目指し、夢に向けて歩み始めていた。
レナさん
「勉強して、いい看護師になりたい。」
終わりが見えない、祖国での戦い。密着からおよそ2年。遠く離れた日本で彼女はいま、何を思うのだろうか。
レナさん
「無事に生まれました。オスとメスです」
飼い主
「ありがとうございます」
戦火を逃れ、日本へと避難してきた、ウクライナ人のレナさん、23歳。去年12月末、久しぶりに会う取材班が見たのは
自然な笑顔を見せ、日本語で受け答えをするレナさんの姿だった。
現在は熊本県にある動物病院で治療のサポートや動物の世話の仕事をしながら動物看護師になることを目標に日々、勉強に励んでいる。
レナさん
「ウクライナで人々もちろんかわいそう。でも動物ももっとかわいそうと思います。動物はたとえば爆発聞こえる時は怖がる。でも何これわからない。ウクライナの動物も助けたい。だから頑張ります。」
ウクライナ東部のハルキウに住んでいた頃、猫を飼っていたというレナさん。動物へ愛情を注ぎ続け、目標に向け、ひた走る一方で、レナさんは今も薬なしで眠ることができない日々が続いているという。
レナさん
「友達、家族のこといつも心配いつも思い出す。悪い夢を見る、家族と戦争と…」
そんなレナさんをいま支えているのが職場の新しい仲間たちだ。去年の大みそかには、こんな出来事が…。
電話
「今すぐ来れる?」
先輩からの連絡で急いで職場に向かうと…
大川さん
「(年越しの)カウントダウンで呼んだ。急患で忙しくなったけど1人で寂しいと思って」
祖国を離れ、一人で生活するレナさんを気遣い、職場スタッフみんなで年を越そうと、サプライズを計画していたのだ。
動物病院で働き始めておよそ8カ月、院長はレナさんについて…
院長
「やる気がある、一生懸命やるから日本語はすごく上手になったと思います。いい動物看護師になって、ウクライナと日本の橋渡しになってほしい」
レナさん
「いっぱい勉強したいと働きたい。院長助けたいからいい看護師になりたい」
日本で夢を見つけ、前を向いているレナさんはウクライナ侵攻からまもなく2年を迎えるいま、何を思うのか?
レナさん
「(故郷のハルキウの様子は)残念ながらひどくなった。実家の近くにもロシアのロケットが落ちていっぱい人が死んだ。いつ終わるか分からない。私はなにもできない残念ながら」
今もなお続く、ロシアによるウクライナ侵攻。海外での避難生活を余儀なくされる人たちが祖国へ戻れる日はいつになるのだろうか?
■大下容子ワイド!スクランブル(2024年2月22日放送)
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp
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