野田元総理「説明責任は誰に果たすのか」政倫審めぐり論戦…自民党は“非公開”要求【報道ステーション】(2024年2月26日) -芸能ニュース/炎上まとめ

■政倫審の“形式”めぐり論戦

質疑に立ったのは野田元総理です。

立憲民主党　野田佳彦元総理大臣
「なぜ総理に就任してからも頻繁に政治資金パーティーを開いたのか。総理は2022年だけで7回もパーティーを開いているんですよ」

岸田総理の政治資金収支報告書に並ぶパーティー。その収入は2022年だけで1億5000万円に上ります。大臣規範には「国民の疑惑を招きかねないような大規模なものの開催は自粛する」とあります。

立憲民主党　野田佳彦元総理大臣
「利益1億3609万円。大規模パーティーに当てはまるじゃないですか。内閣総理大臣自らが大綱を破り、大臣規範を守らなかった。7回もパーティーやった。なぜですか」

岸田文雄総理大臣
「ご指摘の会合については、私自身、内閣総理大臣就任から続けてきた、この勉強会を続けてまいりました。大臣規範の“国民の疑惑を招きかねない”ということにはあたらないと」

岸田総理は、勉強会であり問題はないとの認識を示しました。

立憲民主党　野田佳彦元総理大臣
「汚れたぞうきんでは、汚れを落とすことはできません。政治刷新本部長、辞めたらどうですか」

岸田文雄総理大臣
「先頭に立って信頼回復に努める。政治刷新本部の本部長を続ける。これは当然のことであり、それは務めなければならない」

そして質疑は政倫審について。公開を指示すべきだと迫ります。

立憲民主党　野田佳彦元総理大臣
「説明責任は誰に果たすんですか。国民のために果たすんでしょう。当然、公開すべきじゃないですか。完全公開すべき」

岸田文雄総理大臣
「国民に向けて説明する大変重要な場であると思いますが、適切に国会でご判断されると考えています」

立憲民主党　野田佳彦元総理大臣
「指示するかどうか。それだけ答えてください」

岸田文雄総理大臣
「指示という言葉の定義ですが、私自身、従来からもこれからも、本人に対して、あらゆる場を通じて説明責任を果たすこと、働き掛けを続けてまいります」

直後に行われた政倫審の与野党協議。公開か非公開か、自民党が示したのは。

立憲民主党　寺田学政倫審筆頭幹事
「傍聴の許可『非公開』。撮影録音『非公開』。院内テレビ中継『非公開』。会議録の閲覧『非公開』。完全な非公開で行いたいと伝えられました」

2回目の協議でも、自民党が提案したのは“議員の傍聴のみ”でした。

立憲民主党　寺田学政倫審筆頭幹事
「たとえ議員傍聴を認めたと言っても、国民の皆さんに1ミリも何も直接説明する機会にはなっていません」

結局、日程すら折り合えていません。では、世論はどうか。24日・25日に行った世論調査では「不記載などがあった議員は辞職する必要があるか？」という質問に対し「必要がある」と答えた人は65％（「必要はない」は23％）。岸田内閣の支持率は20.6％、不支持は59.7％でした。
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