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■畑に亀裂…100本ほどの生育に影響の可能性
ひらみゆき農園 代表 平美由記さん(45)
「こんなに畑が割れるというのは想像していなかった。『こんななるんや』と思って」
深い亀裂。震災から1カ月以上たった畑に残る、震災の傷跡です。
石川県能登町にあるブルーベリー農園を経営する平美由記さん。震災前は従業員4人で農園を切り盛りし、例年1200キロほどのブルーベリーを出荷していました。
夏に収穫するブルーベリー。心配なのは、地震による今後の生育への影響です。
平さん
「この中に、雨がたまっているので。ここに雨がたまるのは、どんな影響があるのかなと思って。ブルーベリーは水はけも大事。根腐れを起こすかもしれない。この水が、どれくらいたまるのか分からないですけど」
辺りには、水のたまった深い亀裂がいくつもあります。畑には、およそ900本のブルーベリーの木が植えられていますが、そのうち100本ほどの生育に影響がでる可能性があります。
現在は、収穫が望める木に雪囲いをして、今できる準備をしています。
■平さんの気持ちを変えた「言葉」
近くの山には、平さんが管理している農園がもうひとつあります。そこは、平さんにとって特別な場所です。
平さん
「父が亡くなった時、伐採する事故で亡くなったので、突然だった」
14年前、事故で亡くなった父・純夫さん。朝から晩まで山の中にある農園で働いていました。
当時、事務の仕事をしていた平さん。結婚し、出産したばかりだったこともあり、農園を継ぐ気はありませんでした。
しかし、純夫さんのブルーベリーを愛した常連客の声が、平さんの気持ちを変えました。
平さん
「お父さんいなくなったけど、ブルーベリー送ってもらえないかという電話をお客さんからいただいて。それがきっかけで(農園経営を)始めた」
地震発生以降、しばらく父から受け継いだ農園には来られなかったという平さん。久しぶりに訪れた時、目に飛び込んできたのは…。
平さん
「本当に景色が違う。向こう側がなくなってる。畑の半分くらい。あっち側がない」
父・純夫さんから受け継いだブルーベリー畑は、がけ崩れによって、その半分が崩壊していました。
平さん
「もうちょっと広くて、その奥は大きな木もいっぱい立っていた。お父さんは、よくこの山に本当に毎日いたので。お父さんがいたら悲しいかなと思ったり、『ごめんね』と思う」
300本の木があった畑の半分が消失。今年の夏の収穫は、2つの畑を合わせて例年の半分になるのではと顔を曇らせます。
■八方ふさがりの状況を救った…被災の地元企業
地震による影響は、畑だけではありませんでした。
案内してもらったのは、ブルーベリーの加工場。冬のこの時期は、夏に収穫・冷凍したブルーベリーをソースにして販売していますが、震災後、水道・ガスが止まってしまい、ブルーベリーを水で洗うことも、煮詰めることもできなくなりました。
さらに、平さんを追い詰めたのが雨漏りです。
平さん
「こっちも浸水してきて、このパソコンの上とか、プリンターもあったが、プリンターも雨で壊れてしまった」
加工場には雨水が入り込み、オンラインサイトを管理していたパソコンが故障。製造も販売も出来なくなった平さん。そんな八方ふさがりの状況を救ったのは、同じく被災している地元の企業でした。
平さん
「運営代行をしていただけるという申し出があって」
金沢市内の2つの企業が、平さんの代わりにブルーベリーの加工や発送、さらにはオンラインストアの運営まで引き受けると申し出たのです。
ドーナツ店を手掛ける志賀嘉子さんは、元々平さんのブルーベリーを使った商品を提供していたことから、すぐに手を差し伸べました。
さらにユズなどの農園を経営する多田礼奈さんも製造場所を提供し、平さんを支えようと、立ち上がりました。
きよし農園 多田礼奈代表
「私自身2年前、店をオープンした。そのお店でも瓶詰の商品を扱っている。瓶詰めの“ノウハウ”とかではないが、そんなに抵抗なかった。取り組めました」
そして先週、平さんは彼女たちの協力のもと、能登町の避難所でブルーベリードーナツを600個配布。これが被災後、農園としてはじめての活動となりました。
平さん
「最初、声かけていただいた時期は、全然事業のことが頭に思い浮かばないぐらいの時期。自分が事業をやっていることも忘れちゃうぐらい、生活のことでいっぱいいっぱいだった。すごく導いてもらった感じでありがたいです」
(「グッド!モーニング」2024年2月19日放送分より)
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp
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