パリ五輪開幕まであと5カ月 エッフェル塔周辺で横行する違法賭博(2024年2月17日) -芸能ニュース/炎上まとめ

　コロナ前、年間およそ9000万人が訪れていたフランスに観光客が戻ってきました。

　エッフェル塔周辺を訪れると。

　路上に集まる人々の中心には、3つのカップを持つ男。周りに群がる男女が次々と賭け、現金が飛び交います。

男
「（Q.このゲームのルールは？）これは賭けゲームだよ。ラスベガスのカジノみたいに、当てたら2倍払うよ」

　どのカップに入っているかを当てる賭博のようです。

　この行為、日本と同じくフランスでも「違法賭博」に該当し、胴元側と客側、どちらも罰せられる可能性があります。

　フランス国家警察の捜査幹部によると、客側は、絶対に勝てないシステムになっているといいます。

フランス国家警察　ステファン・ピアラ氏
「大体の場合、胴元は1回、2回と、客やサクラに勝たせます。次からは（ボールを手に隠すなどして）2度と勝てません。イカサマです」

　取材中にも。

男性
「写真を撮るな」

　「写真を撮るな」と言ってきた男性が、次の瞬間。

　「ノーフォト」と言ってきた男性が、“サクラ”ですかね、お金を賭けるふりをしました。

　また、記者にグータッチをしてきた男性。この日は客として賭博に参加していましたが、前の日には、胴元をしている姿をカメラが捉えていました。

　観光客がお金をだまし取られる様子も確認できました。

　賭博集団のリーダーとみられる人物を直撃すると。

リーダーとみられる人物
「（Q.あなたたちは観光客をだましていますか？）理解できません」
「（Q.これは違法なゲームでは？）違う。違う。終わり」

ステファン・ピアラ氏
「悪い事態が起きる前に行動を起こし、世界中からの観光客をできる限り守っていきます」

　捜査幹部は取り締まりを強化する、としています。
[テレ朝ｎｅｗｓ] https://news.tv-asahi.co.jp