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和歌山県内の保育所。15日、新たなことが分かりました。今月9日、園児73人、職員8人の合わせて81人が嘔吐(おうと)や下痢の症状を訴えていましたが、検査の結果、6人からノロウイルスが検出されました。
ノロウイルスによる食中毒が各地で猛威を振るっています。和食レストランの「木曽路」。集団食中毒が起きたのは、東京・足立区の西新井店です。
木曽路
「発症されたお客様とそのご家族、また多くの関係者の皆様に多大なるご迷惑とご心配をお掛けしたことを心より深くお詫び申し上げます」
先月30日から今月3日にかけて、刺身定食や恵方巻などを食べた6歳から88歳までの客163人が下痢や嘔吐の症状を訴えました。保健所はこの店を今月6日から10日まで営業停止処分にしています。
調理に携わる従業員16人のうち、2人からノロウイルスが検出されました。ただ、2人は体調の変化がなかったといいます。
今月に入り、全国各地でノロウイルスによる食中毒が相次いでいます。
■感染性胃腸炎 2.5倍に急増
都内のクリニックでも今、ノロウイルス患者が増えています。15日、感染症胃腸炎と診断された21歳の女性は…。
院長
「食べて物で思い当たるのは?」
患者
「生ものだったら刺し身」
院長
「刺し身はスーパーで買った?」
患者
「店(外食)で」
刺し身を食べて、ノロウイルスに感染したとみられます。
院長
「どんな症状?」
患者
「発熱、節々が痛い。頭痛、腹痛があって下しちゃう」
院長
「おそらくノロウイルスによる胃腸炎。症状が倦怠(けんたい)感や関節痛とまるでインフルエンザやコロナみたいな痛みの症状が強い」
ノロウイルスによる胃腸炎と診断された34歳の男性。3歳の子どもが先に発症していて、家庭内感染とみられます。
いとう王子神谷内科外科クリニック 伊藤博道院長
「去年11月から今までの間に感染性胃腸炎が2.5倍になり、その半分以上がノロウイルス感染症。以前は細菌性の感染症が多かったが、今は急速にノロウイルスによる感染性胃腸炎の比率が高まっている」
冬場に蔓延(まんえん)するノロウイルス。この冬、急増している訳は…。
伊藤博道院長
「乾燥が非常に進んでいるということで、ウイルスが何週間も生き残れる。集団行動が増えたり、会食が増えたり、手洗いやうがいがおろそかになったりして、感染する機会が増えている」
■プロも注意“せっけん手洗い”マスト
家庭でもできるノロウイルスの対策は…。国立感染症研究所によりますと、最も重要で効果的な予防方法は「流水・せっけんによる手洗い」です。
すし店の店主
「裏からも表からも。保健所で教わる。しっかりやれって。手首の上くらいまで、よくもみ洗いして」
都内すし店の店主は食中毒を予防するため、3つの重要なポイントを守っているといいます。
すし店の店主
「(菌は)付けない、増やさない、やっつける。保健所で『どんな菌・ウイルスがはやっても基本中の基本』と」
まな板にゆっくりと熱湯をかけます。営業前と営業後に欠かさずやっているといいます。
すし店の店主
「お客さんに提供するからより一層(対策を)するが、(対策は)家庭でも一緒。食品同士を合わせないとか、帰ったらすぐに手を洗うとか」
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp
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