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#Shorts関西万博トイレに大阪城用「残念石」 400年ぶり脚光も…賛否の声 専門家は「心配」 -芸能ニュース/炎上まとめ

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400年前、大阪城の石垣用に切り出された石が、来年の大阪・関西万博でトイレの建物に使われることになり、物議をかもしています。

■「残念石」がトイレの柱に

 江戸時代初期、大阪城を再建する石垣用に京都の木津川周辺の山から運ばれてきた石は、結局使われなかったため「残念石」と呼ばれています。

 よく見ると、表面には切り出された際の痕が。地元の木津川市は、護岸工事などに紛れて埋もれてしまう恐れのある残念石の一部を移設し、保存。なんとか活用できないか検討を進めてきました。そんななか、あるアイディアが!

木津川市文化財保護課 永澤拓志課長補佐
「木津川市と残念石を広く多くの方に知っていただく活用の好機と捉えまして、トイレ等の屋根を支える柱として活用したい」

 加工を施したり傷付けたりすることなく返却することを条件に、来年開催される大阪・関西万博会場のトイレが入る建物の柱に使う計画がスタートしたのです。

発案した若手建築家らのチーム
「400年もの間、光が当たることがなかった残念石の力を借りて、建築に命を吹き込みたい」

 しかし、専門家や街の人からは厳しい意見が上がりました。

■賛否両論も…

 400年前、大阪城の石垣用に切り出された残念石。およそ6300万円の建設費をかけ、来年の大阪・関西万博会場のトイレが入る建物の柱に使われる計画が進められています。発案した建築家らは、ただ柱として利用するだけではなく、会場に残念石のことを説明する表示も用意する予定です。

発案者の1人 大野宏さん
「残念石の存在を建築物の一部として実感してもらうことにより、一つでも多く保護につながるよう、たくさんの人に知ってもらう場を作りたい」

 今回の計画に街の人からはこのような声が聞かれました。

街の人
「きれいだな」
「無駄にしちゃうよりかは、知ってもらうという機会をそういうところで作って、必要なんじゃないかなとは思います」

 その一方で、このような意見も。

街の人
「トイレに使うというのは残念な感じになっちゃうので、せっかくだったら美術館の何かに使って、その方がもうちょっと生かされるんじゃないかなという気はします」

■考古学の専門家「とても心配」

 賛否の声が上がる残念石の活用計画に、考古学の専門家はこのように話します。

同志社女子大学 山田邦和教授(考古学)
「石垣の石として切り出されたものであるというものが、全く別の建物の素材として使われるということに非常に違和感、いわば残念な気持ちを持ったわけであります」

 さらに、これまで木津川市に向けても、残念石の保護活動に力を入れるよう訴えてきたという城の専門家からはこのような指摘も。

名古屋市立大学 千田嘉博教授(城郭考古学)
「本来横にして使うものだし、それぞれ刻印があって、この刻印というのが台帳とも照合できる。何番の石を持ってこいということで、極めて合理的にスムーズに無駄なく大阪城の工事現場にその石を運ぶことができる仕組みを整えていた。極めて重要な歴史の情報ですから、その石を立てて使ってしまうとその情報を見ることもできない。とても心配している」

 木津川市は「計画に理解を得られるように丁寧に説明していきたい」とコメントしています。
 400年前、大阪城の石垣用に切り出された石が、来年の大阪・関西万博でトイレの建物に使われることになり、物議をかもしています。

■「残念石」がトイレの柱に

 江戸時代初期、大阪城を再建する石垣用に京都の木津川周辺の山から運ばれてきた石は、結局使われなかったため「残念石」と呼ばれています。

 よく見ると、表面には切り出された際の痕が。地元の木津川市は、護岸工事などに紛れて埋もれてしまう恐れのある残念石の一部を移設し、保存。なんとか活用できないか検討を進めてきました。そんななか、あるアイディアが!

木津川市文化財保護課 永澤拓志課長補佐
「木津川市と残念石を広く多くの方に知っていただく活用の好機と捉えまして、トイレ等の屋根を支える柱として活用したい」

 加工を施したり傷付けたりすることなく返却することを条件に、来年開催される大阪・関西万博会場のトイレが入る建物の柱に使う計画がスタートしたのです。

発案した若手建築家らのチーム
「400年もの間、光が当たることがなかった残念石の力を借りて、建築に命を吹き込みたい」

 しかし、専門家や街の人からは厳しい意見が上がりました。

■賛否両論も…

 400年前、大阪城の石垣用に切り出された残念石。およそ6300万円の建設費をかけ、来年の大阪・関西万博会場のトイレが入る建物の柱に使われる計画が進められています。発案した建築家らは、ただ柱として利用するだけではなく、会場に残念石のことを説明する表示も用意する予定です。

発案者の1人 大野宏さん
「残念石の存在を建築物の一部として実感してもらうことにより、一つでも多く保護につながるよう、たくさんの人に知ってもらう場を作りたい」

 今回の計画に街の人からはこのような声が聞かれました。

街の人
「きれいだな」
「無駄にしちゃうよりかは、知ってもらうという機会をそういうところで作って、必要なんじゃないかなとは思います」

 その一方で、このような意見も。

街の人
「トイレに使うというのは残念な感じになっちゃうので、せっかくだったら美術館の何かに使って、その方がもうちょっと生かされるんじゃないかなという気はします」

■考古学の専門家「とても心配」

 賛否の声が上がる残念石の活用計画に、考古学の専門家はこのように話します。

同志社女子大学 山田邦和教授(考古学)
「石垣の石として切り出されたものであるというものが、全く別の建物の素材として使われるということに非常に違和感、いわば残念な気持ちを持ったわけであります」

 さらに、これまで木津川市に向けても、残念石の保護活動に力を入れるよう訴えてきたという城の専門家からはこのような指摘も。

名古屋市立大学 千田嘉博教授(城郭考古学)
「本来横にして使うものだし、それぞれ刻印があって、この刻印というのが台帳とも照合できる。何番の石を持ってこいということで、極めて合理的にスムーズに無駄なく大阪城の工事現場にその石を運ぶことができる仕組みを整えていた。極めて重要な歴史の情報ですから、その石を立てて使ってしまうとその情報を見ることもできない。とても心配している」

 木津川市は「計画に理解を得られるように丁寧に説明していきたい」とコメントしています。

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