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■集団移住は待ったなしの課題「論破した・された」ではない
能登半島地震を契機に、「集団移住論争」が湧き起こっている。発端は1月8日、立憲民主党の米山隆一衆院議員がX(旧ツイッター)に「維持が困難になっていた集落では、復興ではなく移住を選択する事をきちんと組織的に行うべきだと思います」などと投稿したことだった。
新潟県では、2004年に発生した中越地震をきっかけに集団移住をした集落がある。新潟県知事の経験を踏まえた米山議員の投稿だが、それに反論したのが、2ちゃんねる創設者で、論破王とも呼ばれるひろゆき(西村博之)氏だ。
「人が死んで埋まっているときにやるべきじゃないよねっていう普通の話を僕はしてるんですよ」
1月13日、ABEMA Primeという番組で米山議員と対談した際の発言である。「結局、平時だと注目浴びないから、じゃあ炎上した方が、わりと注目浴びるよねっていう、なんか“炎上芸人”的な動きの結果がいま(この議論をすること)なのか」と続けた。
“炎上芸人”という挑発的な発言に米山議員は、「そういう悪意はやめようよ、本当に。意味ないから」と返した。それでも重箱の隅をつつくような発言で食い下がるひろゆきさんを「ほとんど本質的じゃない」と、切って捨てた。
米山議員に対するひろゆき氏の発言には、視聴者から批判的な声が相次いだ。
「ひろゆきはマウント取りに躍起になるんじゃなくて、本筋のところで議論を深めて欲しい。こんな大事なトピックだからこそ、小競り合いに終始するのではなく誠実な態度で対峙(たいじ)しなくてはいけないんじゃないかなぁ」
「ひろゆきさんの言ってることは感情論と屁理屈だけ。言葉尻をとらえて人を貶めることしか考えてないように感じてしまう。米山さんの言ってることが圧倒的に正しいと思うのだが」
「ひろゆきってこんなんだっけ?行政が出来ることって視点では米山の言ってることは十分理解出来るものなのに、ディベートで勝つことしか考えてないから議論を深めることの邪魔にしかなってない」
「論破王が論破された」とインターネットがざわついた。しかし、集団移住は待ったなしの課題である。「論破した・された」ではなく、被災地の明日をどうするのか、考えなければならないはずだ。
「無住集落」という言葉がある。統一的な定義はないが、おおまかにいえば人口がゼロになった集落である。似たような用語に「消滅集落」とか「無居住集落」といったものもある。
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]...以下引用元参照
引用元:https://news.nifty.com//article/magazine/12126-2796246/