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◆往復8時間かけて…活動3時間
能登町に初めてやってきた災害ボランティア。11人が2つのグループに分かれ、活動先へ向かいます。
ボランティアセンター運営スタッフ
「2時半ぐらいまで、迎えに行くまで。お手洗いがないので、ご了承いただいて。どうしてもという時は連絡をもらえれば」
到着したのは50代の夫婦が暮らす家。1階は家具が倒れ、はがれ落ちた土壁が至るところに散乱したままになっていました。
ボランティアを依頼した人
「ショックみたいな感じで。普通の汚れ方じゃないから、どうやっていいか。ありがたいです。本当に助かります」
ようやく始まった災害ボランティアの活動。しかし、金沢市まで戻るため、午後3時には能登町を出なければなりません。往復8時間に対して、現場で活動できるのは3時間ほど。
ボランティア
「活動時間が制約されるので、できればもっと近くの場所に宿泊したり集合して、少しでも長く活動できた方が役に立てるのかな」
◆受け入れる側も“ボランティア”
先月26日から災害ボランティアの活動が始まった、志賀町。受け入れを担う災害ボランティアセンターは、地元の社会福祉協議会が主体となっていますが、人手が足りないこともあり、被災した地元の住民がボランティアで運営を手伝っているのが現状です。
米木しず江さん(72)は、災害ボランティアセンターが立ち上がった時から、手伝いを続けています。ボランティアを送り出し、掃除を済ませた後は、現地調査に向かいます。
米木しず江さん
「こんにちは。災害ボランティアセンターの事前の調査に来ました。何持っていってほしいか。ブロック塀の撤去だね」
被害の程度や周囲の状況を確認。必要なボランティアの人数や道具、車などを見積もります。調査するのは1カ所だけではありません。
米木しず江さん
「(Q.この家屋だと、どのくらいのボランティアが必要)とりあえず男性6人と女性2人見積もるというか。あと軽トラック15台。軽トラック15台分の量が出るかなと」
午前8時から作業をこなす、米木さん。束の間の昼休憩、昼食は食パン1枚です。
米木しず江さん
「信じられない。1カ月も経ったとは。まだ家開けたら現実が待っているし。戸は壊れたまま、壁は落ちているし、風呂場は臭いし。でも、電気がついて水がきて、命があるからなんとか。それだけです。“復興”なんて言葉はまだ早いと思う。復興なんてまだまだ先。今の生活をどうしていこうかという人ばかり。だから、私らみたいな人がもっと増えてくれればなと」
町に入っている依頼は約280件。そのうち、完了したのは100件ほど。事前調査に入るまでにも1週間ほどかかるといいます。志賀町は県を通さないボランティアも受け付けていますが、ニーズに合った人手も物資もまだまだ足りていません。
志賀町社会福祉協議会 岡部亮事務局長
「足りてるか足りてないかと言えば、私の感覚から言えば足りていない。互助というか、そういう仕組みを考えていきたい。町内の方々で、軽トラックを持っていて、余力のある方には、ボランティア活動をお願いしたいと思っています」
◆希望者多いのに…なぜ?災害ボランティア“本格化への壁”
石川県に登録している災害ボランティアは、約2万3000人に上っています。ただ、輪島市や羽咋市では、まだボランティア活動が始まっていません。活動が始まった地域でも、数は限定的で、数十人規模でしか活動できていません。
ボランティアの活動が限定的なことには、様々な要因があります。
【宿泊施設の不足と厳しい道路事情】
宿泊施設のある金沢市内と被災地をバスで往復するため、日帰りで短時間の活動しかできません。詳しい実状を珠洲市のボランティアセンターに聞きました。
珠洲市ボランティアセンター担当者
「県が募集するボランティアは“移動バスが少ない”ため、少人数しか来られない。珠洲市は独自にNPOなどのボランティアと連携して、復旧を進めているが、より多くのボランティアが必要」
災害ボランティアの専門家で、今回現地でも活動した、大阪大学大学院・宮本匠准教授は、こう指摘します。
宮本匠准教授
「“県主導のボランティア活動”だけでなく、被災地ではいくつものNPOやNGOが活動している。そうした団体を通して、活動人数を増やすこともできる。個人でのボランティア活動を控えるよう、発災当初から呼び掛けられているが、現地では“手伝ってほしいニーズ”が多い。大規模なボランティアが活動する段階に移るべき」
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp
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