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※本稿は『精神科医Tomyが教える 30代を悩まず生きる言葉』(ダイヤモンド社)より一部を抜粋・編集したものです。
■誰かを叩きたい人
今日は、誰かを叩きたい人は叩き続けるというテーマでお話ししたいと思います。
批判や炎上、誰かを論破したとかされたとかいうのは、SNSやYouTubeなどでもよく見られますね。
人はなにかに対して批判したり反論したりすることで、自分のなかのフラストレーションを発散させようとすることがあります。ところが、その行為の背景にある動機は、時おり見えないものです。
■相手より優位に立ちたい
考え方によっては、純粋な正義感から反論しているのではないか、そして反論された側は自分が悪いのではないかと考えることもあります。
しかし、多くの場合、単に「誰かを叩きたい」「相手より優位に立ちたい」「自分のほうが頭がいいことを証明したい」といった不純な欲求から生まれています。
そうした潜在的欲求が先にあり、正義感やら正当性を後づけしていることが多いのです。
■正論めいた理不尽への対処法
世の中には納得いかないことや理不尽なことがたくさんあります。
なんとなく正論めいた反論だったとしても理不尽に感じるのは、相手は誰かを叩きたい気持ちを満たすために、なかば無理やり反論している面があるからです。
だから、そんな人の反論に反論を重ねて泥沼化するより、まともに受け止めずに無視することで、相手は飽きて次のターゲットに移ることが多いです。
■嫌な相手を引き寄せてしまう
誰かを叩きたいという欲求をもった人に目をつけられてしまったことが不運というか、そもそもの問題。
それに反論することで相手をさらに引き寄せることは、むしろその人にとっては格好のターゲットになるのです。
ディベートのような反論に次ぐ反論により、嫌な相手とのつながりを長びかせることになるからです。
■無関心が最大の防御策
誰かを叩きたい人の議論は、その人のフラストレーションを発散させるための一種のゲームであり、そんな相手に反論してつき合わされるのは避けたほうがいいでしょう。
誰かを叩くことで面白さを感じる相手には、無関心でいることが最大の防御です。叩きがいのない相手だと思えば、相手の気持ちも収まり、次のターゲットに移っていくのです。
そんな人への反論は、ただ火に油を注ぐこととなり、相手との対話もますます難しくなります。冷静に無視し、自分のスタンスを守ることが、より健康的なコミュニケーションの一環となります。
※本稿は『精神科医Tomyが教える 30代を悩まず生きる言葉』(ダイヤモンド社)より一部を抜粋・編集したものです。
]...以下引用元参照
引用元:https://news.nifty.com//article/magazine/12126-2751819/