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輪島市では地震に津波、そして火災の「複合災害」となりました。首都直下地震や南海トラフ地震なども想定されていますが、大規模火災への対策というのが求められますね。
板倉朋希アナウンサー:
今回の輪島市以外にも、国交省が「地震時などに著しく危険な密集市街地」としているエリアが全国12都府県で合計111地区もあるんです。政府や自治体は個人でできる様々な対策を呼びかけていますが、今回特にお伝えしたいのが「感震ブレーカー」の設置です。震度5強以上の強い揺れを感知して電気を自動的に遮断する機器です。部分的に電気を遮断するコンセント型と屋内すべての電気を遮断する分電盤型というものがあります。なぜこういった対策が必要なのかと言いますと、今回輪島市で起きた火災の原因はわかっていませんが、実は地震による火災の約6割が電気が原因なんだそうです。
高島彩キャスター:
大規模火災に繋がりかねないということを考えると、やはり重要だなと思いますよね。
板倉朋希アナウンサー:
コンセント型の感震ブレーカーは、5000円から1万円ほどで購入が可能です。木造密集エリアにお住まいの方は、自治体から無償配布されている場合もありますし、購入する際に支援制度を行っている地域もあるということです。
高島彩キャスター:
柳澤さん、改めて今回の火災では亡くなった方、そして住む家を失った方がたくさんいらっしゃいますね。
ジャーナリスト 柳澤秀夫氏:
地震で避難するときにブレーカーを落としていかないと、あとで電気が復旧したときに、どこかでショートして火災が起きる。いわゆる通電火災が起きるということですから、今みたいな感震ブレーカーを付けておくことは火災の発生を防ぐことにも繋がりますから1人1人もう一回確認してみる必要があるかもしれませんね。
高島彩キャスター:
今回のように津波が来るなど「複合災害」の場合は、ブレーカーを落とす余裕もないですからね。こういったものに頼る必要はありそうです。お住まいの自治体でどのような対策を取っているのか確認することもできますし、コンセントの周りに埃がたまっていたりすることもありますから、いまのうちに確認しておく。
ジャーナリスト 柳澤秀夫氏:
1軒1軒もう1度、自分の身の回りを点検してみるということが必要なのかなと思いますね。
高島彩キャスター:
地震はいつ来るか分からないですから、いまできることをすることが大切だなと思います。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp
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