感染自体は今も広がっているものの、新型コロナウイルスは5類移行などもあり、表面上の扱いとしてはすっかり〝過去のもの〟となりつつある。年末年始の忘年会や新年会を、久々に公式行事として復活させた会社も多いのではないだろうか。
そのコロナ初期、『ナインティナイン』の岡村隆史が〝女性差別発言〟で謝罪したのも、すっかり過去の記憶になりつつある。
【関連】『ナイナイ』MCの新音楽番組に暗雲?岡村隆史の“不適切発言”が心配されるワケ ほか
岡村は2020年4月、『ナインティナイン岡村隆史のオールナイトニッポン』(ニッポン放送)で、コロナの影響で性風俗店に行けないというリスナーのメールを紹介した。
ここで「コロナが収束したら絶対面白いことあるんですよ」と前置きし、「コロナが明けたらなかなかの可愛い人が、短期間ですけれども、美人さんがお嬢やります!」「これ何でかって言うたら、短時間でお金を稼がないと苦しいですから」などと発言していた。
この発言は、女性の貧困や性産業への従事を歓迎するものだとして、国会議員も発言に触れ、批判が殺到。ニッポン放送は局として謝罪を表明し、岡村自身も翌週の放送で謝罪した。対策として、生放送から収録になったほか、相方・矢部浩之との出演に改められた。
あれから4年弱。女性を取り巻く環境がどうなったかというと、岡村の発言があながち間違っていたとは言えない現状がある。
立ちんぼ流行で貧困女性の登場を予見?
ここ数年、新宿・大久保公園の〝立ちんぼ〟が社会問題化している。
公園の通りには若い女性がズラリと等間隔に並び、男性から声をかけ、取引が〝成立〟すればそのままホテルへ直行。こうした光景はSNSや動画サイトを中心に話題を呼び、報道番組の潜入取材や、ホテルの入店を阻止する〝買春撲滅系ユーチューバー〟なるジャンルまで誕生した。
行政もこれらを重く受け止め、警視庁は取り締まりを強化。2023年9月には1カ月で35人の女性が売春防止法違反の容疑で逮捕され、10月26日までに売春目的で立っていた女性ら105人が摘発されたと発表されている。
これらの背景にあるのは、女性の貧困だと言われているため、ネット上には《今思うと岡村さんの発言って、あながち間違いではなかった気がするな》《3年前に岡村さんが言ってた事が正解。不景気でかわいい子が風俗に流れてる》《そういや岡村さんが炎上してたけど、マジのマジだったんだなぁと思い出した》といった意見が見受けられる。
当時は批判された岡村の発言が、今思えば正しかったとされているのだ。
ただこの売春行為、〝金目当て〟という大枠では正しいものの、〝貧困〟が由来ではない部分もある。
「警視庁保安課の発表によると、摘発した女性のうち、4割の売春動機はホストクラブやメンズ地下アイドルの支払い目的。中には生活困窮者がいたことも明かされていますが、大半は男性に入れ込む女性なんですよ」(経済ライター)
岡村の予想は、半分当たり、半分ハズレと言ったところか。
「K-POP紅白」批判がお門違いのワケ 旧ジャニーズ排除で見えた日本エンターテインメントの欠点
]...以下引用元参照
引用元:https://news.nifty.com//article/entame/showbizd/12311-2727940/