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会見では、酒井健夫学長(来年3月)と澤田副学長(今月)の辞任、林理事長の6カ月50%減俸、アメフト部の廃部については“継続審議”ということが語られました。
日大の薬物問題の取材を続けている、大学ジャーナリストの石渡嶺司さんは、今回の会見についてこう話します。
石渡さん:「必要な情報を出さず、必要な処分も下さず、かなりもやもやの残る会見だった」
アメフト部に関しては、先月28日、日大の競技スポーツ運営委員会で廃部方針が決定されました。その理由について、再発防止策を検討する益子委員長は会見でこう話しました。
益子委員長:「(今回の薬物事件は)単独犯ではなく、大学管理の寮で集団的・常習的ではないかと疑われる犯罪であったのではないかと判断した。部を継続することで、一般学生・アメフト部の学生の安全を担保できない」
そのうえで、益子氏は「今後は、ただスポーツをやってればいいということではなく、学習状況や学生生活も管理をしていく」としました。ただ、林理事長は、アメフト部の廃部については、理事会で継続審議していくと結論を持ち越しています。
(Q.アメフト部は廃部する方針だと、国にも提出していました。一転して継続審議となった理由は何ですか)
石渡さん:「世間の同情論に対し、一時的なポーズをとっているにすぎず、廃部の方針は変わらないのではないか。場当たり的な対応だ」
(Q.今後の改革案はどうなっていきますか)
会見では、ガバナンスの再構築に向けて、現在、部を統括している『競技スポーツ部』を廃止し、『競技スポーツセンター』を設置することが語られました。文科省に提出した報告書によると、あくまで教育の一環であることを踏まえ、学生部の下などに置き、教学面をより重視した競技スポーツを推進するとしています。
石渡さん:「そもそも競技スポーツ部は、悪質タックル騒動のあった2018年に新設された。その時も“就学のサポートを充実”とうたっていたのに、実現できなかったということが露呈した形。再び、看板の付け替えに終わってしまうのではないか」
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp
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