仲良かった隣人がクワで殴り殺人未遂か　「殺すと言われ」被害者語る恐怖(2023年12月1日)

　先月29日、山形県米沢市に住む70代の男性宅に以前、所有していた人物が凶器のくわを持って押し掛けてきたのです。

　被害者の男性：「『出ていけ』と言われて。『俺の家だから』って」

　被害者男性はくわで頭を数回殴られ、額を切るなどして全治約2週間のけがをしました。

　殺人未遂の疑いで逮捕されたのは米沢市の無職・鈴木昭吾容疑者（86）。

　実は鈴木容疑者の家と被疑者の家はすぐ近くで、昔は仲の良い隣人でした。

　被害者の男性：「5年前は毎日、パチンコや買い物に（一緒に）行っていた。かなり仲が良かった。今年急に（関係が変わった）」

　鈴木容疑者は一人暮らしで、近所付き合いも良かったといいます。

　近所の人：「『おはよう』とか『きょうはデイサービスか？』と聞くと『んだー』なんて」

　近所でも評判だった鈴木容疑者が変わったのは今年の夏ごろ。

　被害者の男性によりますと、7年前に鈴木容疑者から土地や建物を購入。支払いは済んでいたといいますが、鈴木容疑者は…。

　被害者の男性：「『金をもらっていない』と、嫌がらせというか頑固一徹で。その一点張り。手続きも登記も全部うちの物になっている。それが分からない。言っても」

　警察は捜査に支障があるとして鈴木容疑者の認否を明らかにしておらず、動機などについて調べを進めています。
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