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■鉄道ファン「悲しい」「寂しい」
ダイヤ改正を目前に控えた23日。京急蒲田駅には多くの鉄道ファンが詰め掛けました。
そのお目当ては、「さようならエアポート急行」のヘッドマークを掲げた特別車両です。最後の雄姿を収めようと、多くのファンがカメラを向けました。
また、駅では記念グッズの販売も行われ、行列ができました。ほとんどの商品が、あっと言う間に売り切れました。
鉄道ファン:「ただの急行になるので、“エアポート”という言葉がなくなり悲しい」
鉄道ファン:「京急線に乗り始めたころから、ずっとエアポート急行が走っていたので。飛行機マークがなくなってしまうので、寂しいという思いがあります」
■空港に行かない「エアポート急行」
羽田空港の国際線ターミナル開業を目前に控えた2010年5月に登場した「エアポート急行」。外国人観光客の利用が増えることを見越し、分かりやすい目印として「飛行機」マークを付けたのが特徴です。
しかし、この「飛行機」マークがあだとなりました。
京急電鉄 芹澤松一さん:「近年コロナが明けてから、インバウンドのお客様が多くなってきた。飛行機マークが付いていると、その電車が羽田空港に行くのではないかと乗り間違える方がいて、お客様に分かりやすくなる形に改善しました」
「乗り間違える」とはどういうことなのでしょうか。駅のアナウンスをよく聞いてみると…。
駅のアナウンス:「1番線の電車は横浜方面、エアポート急行『逗子・葉山』行きです。この電車、羽田空港方面には参りません。ご注意ください」
■日本人からも「分かりにくい」
実は、羽田空港に向かう列車だけでなく、羽田空港を出発して、東京や神奈川の各地へ向かう列車も「エアポート急行」なのです。
そのため、例えば横浜から羽田空港に行こうとした外国人が飛行機マークにいざなわれて列車に乗り込み、気付けば「逗子・葉山」にいたというようなケースもあったといいます。さらに…。
鉄道ファン:「逗子・葉山から神奈川新町まで行く空港のくの字もない電車があったりとか。正直、“急行”の方が呼びやすい」
エアポート急行と同じ停車駅で運行した場合は、空港にかすりもしなくても「エアポート急行」を名乗っていて、これには日本人からも「分かりにくい」という指摘が多く寄せられていました。
今後、エアポート急行は「急行」となり、飛行機マークは羽田空港に向かう列車にだけ表示されます。
(「グッド!モーニング」2023年11月28日放送分より)
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp
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