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ウクライナ軍は25日、ロシア軍が首都キーウなど6地域に大規模なドローン攻撃を仕掛けたと明らかにした。イラン製ドローン75機が飛来し、同軍はそのうち74機を撃墜した。キーウのクリチコ市長は、「昨年2月の侵攻開始以降、過去最大のドローン攻撃だ」と非難し、11歳の子どもを含む5人が負傷したと発表した。このうち50機がキーウに飛来し、ドローンの破片が落下するなどして幼稚園や集合住宅で火災が発生し、キーウ州は1万6千世帯が停電した。
第2のバフムトとも呼ばれる東部要衝アウディイフカに、ロシア軍が攻勢を仕掛ける。ウクライナ軍のシュトゥプン報道官は22日、ドネツク州の東部要衝アウディイフカ付近で、ロシア軍が攻撃を強化しており、この1日で攻撃が3割ほど増加していると指摘した。アウディイフカのバラバシュ市長は24日、「大規模攻撃の第3波が始まり、ロシア軍が全方向から攻撃を行っている」と述べ、歩兵主導の人海戦術が展開されている現状を明らかにした。ウクライナ東部前線では、ロシア軍が「ストームZ」と呼ばれる受刑者らで構成する懲罰部隊を、東部アウディイフカの戦闘に投入していることが明らかになっている。ウクライナの主要紙「キーウ・ポスト」は24日、2003年から2012年にかけて4人を殺害した受刑者がウクライナでの戦闘に参加することに同意し、釈放されたと報じた。
北朝鮮が軍事偵察衛星「万里鏡1号」を21日深夜に打ち上げ、地球の周回軌道への投入に成功したと発表した。朝鮮中央通信は、軍事偵察衛星が軌道に正確に進入し、グアムの米軍基地を撮影したことを報じた。韓国の情報機関「国家情報院」は、軍事偵察衛星の打ち上げに2回失敗した北朝鮮が3カ月後に成功を収めた背景に、関係を深めるロシアによる技術的な支援が存在するとの分析を示した。今年9月、プーチン大統領と金正恩総書記は、ロシア極東の「ボストーチヌイ宇宙基地」で会談した。北朝鮮がロケット技術に関心を持つ事情を把握していたプーチン大統領は、会談の場を同宇宙基地に設定し、北朝鮮に対する技術面の協力を示唆していた。韓国の情報機関「国家情報院」は8月以降、北朝鮮からのロシアへの武器輸送が10回程度あったことを指摘し、合計で約100万発の砲弾が渡されていたと分析した。北朝鮮による武器供与の見返りに、ロシアがミサイル技術を提供したと観測されている。
★ゲスト:駒木明義(朝日新聞論説委員)、山下裕貴(元陸上自衛隊中部方面総監)
★アンカー:末延吉正(ジャーナリスト/東海大学教授)
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp
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